上野の森美術館は2000年のゴルティエ展以来二度目。お久しぶり。
(チベット)仏教に限ったことではないのだけれど,宗教全般の,救済だの祈りだの言ってる割には相当に狭量で攻撃性が高くてエキセントリックなトコがたまんなく好き。
俺のルールが守れない?…ええい街ごと滅ぼしてやる!とか,異教神なんか踏み付け!踏み付け!みたいなのが。
俗物め☆
金泥,金箔に無数の宝石と細かすぎる細工でみっちり装飾&彩色された仏像は,日本のそれのような渋さや静謐さはないけれど,それでもどこか落ち着きと安定を感じる。その独特の婀娜は勿論のこと。
白傘蓋仏母立像(びゃくさんがいぶつもりゅうぞう)の何ともいえない存在感といったら!
その手の仏像が5体ほどずらりと並べてあって。最初の4体はインド僧(またはインド人ヨガ行者)で残り1体だけチベット僧だったんだけど,ふんふんと眺めてて最後,そのチベット僧の(タクパギャルツェン坐像)見て,うわ地味!と。
同じシリーズなのにこの像だけなんでこんなに控えめ?と思ったけど横目で隣の像見て気付いた。インド人像のヤツらの存在と主張が激し過ぎだ。
ダマルパ坐像とか,いるよこういうぎょろっとした天然アイラインばしばしのインド人!
音声ガイドも展示品の解説だけに限らず,チベット仏教の成立とインド,モンゴル,明朝・清朝との交流なんかもざっとさらえる内容になっていて,なかなか良い出来だった。
ナレーターがTBS『世界遺産』の窪田等なんだもん。
良い声過ぎ。意味なく2回再生してニヤついてみたり。
でもBGMでタントラ流れ出した時には[HOTAKA]でも始まったかと思ってうっかり別のスイッチ入りそうになったのはナイショ。
つか,タントラの共鳴の仕方が異常。
何この倍音。唱えてるキーのずっと上の音もずっと下の音も聞こえる感じがもってかれそうで怖い。
ワタシが長く「歓喜仏」だと認識していたモノがチベット仏教的には「父母仏」ととても穏やかな名称で呼ばれているなんてことを知れたりと,なかなかに興味深い企画展でした。
さて。
立川まで飲みに行ってくるわ。
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