…ジャニーズが芝居に絡むと
争奪戦が途端に苛烈になるので正直勘弁して欲しい(涙目)
FC優先予約でも確保が難しかったチケットを頼み込んで1枚譲ってもらって,勤め先に早退申し出て,どうにかこうにか青山劇場に辿り着きましたよー。
今日のお席は1階V列やや下手。えーと最後列ですな。
以前[吉原御免状]で実質最前列のXB列座ってるので,なんだか青山劇場の客席を制覇したような意味の分からない感慨に浸りかける。違うから。
18時始まりで1時間半の一幕のあと25分の休憩を挟んで二幕は2時間。
終演21時半の3時間芝居だったんですが。
・スクリーン使って説明しないと成立しないような作品は芝居じゃない。
・長ッ!前半30分,できれば後半も15分削ってびしっとタイトでショートに纏めて欲しかった。
・青木脚本すげー良い。いのうえ演出すげー良い。でも,合わさると,あれれれ?
・大道具というか舞台装置が今イチびみょー。[阿修羅城]のアレを組んだ技術力はドコに…。
・すごいよ!新感線なのに登場人物が誰も成り上がらなかったよ!!
・森田剛の小ささに驚愕。戸田恵理香と同サイズて。
・↑↑の2人が登場一発目の第一声から声枯れてるのにもびっくり。
∴ 敢えて新感線じゃなくても良かったんじゃ。
そもそも。板の上で,役者が,頼るべきは其の身一つで客の前に立って,そうして全てを表現してこその芝居,だと思っているので。
客を世界に引き込むという効果を狙ってのト書きスクリーン利用は舞台演出としてアリなんだけどさ。
そうしょっちゅうしょっちゅう「説明」する目的で暗転タイミングでスクリーン降ろして映像やらト書きを映し出されると,ね。それって芝居か?と思ってしまうわけで。
物語が凄く良いのは間違いないので,むしろ書籍や映画って形で出合いたかったな…と。
そんな舞台演出頻繁でさ,3時間なんて長い時間拘束されちゃうと正直テンションも上がらない。
ラスト…そう,ラスト15分は本当に本当に圧倒的で。凄い力で揺さぶってきて。
ああ,やっぱすごいなぁ,と素直に感嘆した。
だけど,でも。
その素晴らしいラスト15分のための,それまでの長い長い2時間45分だったよね,って。
いのうえさんの演出は,ヒーローがいてこそだと思うんだ。
おばか芝居でも客の目全部
にしてやんぜ!な男前芝居でも。
ベビーでもヒールでも頭良くても悪くても,どんなキャラであったとしても。
そんな人物が常に常に中心にいて,文句なくずっとスポットライトが当てられた上でのヒーロー活劇。
特に「いのうえ歌舞伎」はそんな作品が似合う,と思っていたので。
だから,この脚本だったら別の演出家の作品で観たかったなーなんて気がしてしまった。
くるーと回る田楽返しをふっと見たら,それこそ何の紙ふぶきが散ったのかって位とんでもない数の白いバミテープが貼ってあって,そういう意味では確かに装置換えの手際の良さはすっごい鮮やかだったんだけど。
でも,なんか,こまこましたのを手数多く換えてる印象が拭えなくて,説得力に欠ける感じ。
確かに野外(荒地)だったり城内だったり峠の宿の辻だったり花町の入り口だったり中だったり土佐だったり京だったり江戸だったり浦賀だったりと,場面が多種多様だったからある程度はしょうがない部分はあるんだろうけど。
でも,ああ,このセットが,このセットの組まれたこの舞台がこの芝居の世界を表してるのね的な説得力のあるものがなくて(スクリーン多用の弊害がここにも出たと思う),個人的に残念。
岡田くん→成り上がりませんでした。
田辺さん→出ずっぱな役だったのに成り上がらず死にました。
山内くん→謀られあっさり自害しました。
戸田恵理香→幸せ掴むと思いきや誤って毒殺されました。
ん,んー。
みんな死んじゃった!なバッドエンドは慣れてるし,むしろ結構好き。
でも,こう,誰も彼もが成り上がらず(わかり易いこの世の春を謳歌せずに)死んじゃうと流石にちょーっと物足りなさが。
そーゆーオラオラな感じが面白いのが新感線の良さでもあると思うので。
田辺さん,立ち姿は綺麗だったけどね…。
あと山内くん。ヅラしてるから出てきただけじゃ誰かわからん(苦笑)。
一声出してもらってようやく認識。いつもの辮髪のイメージ強すぎだ。
池田鉄洋さんは,まんまですな。TVで見る,あのまんま。良いキャラだ。ナイス竜馬。
あー,あと。菜月チョビさんの歌。終盤の,芝居の主題に絡むとても重要な歌でした。
雰囲気があって,すごくいい曲。声質もぴったりだった。
でも,チョビさん,声質いいけど音域狭いよね。声量あるわけでもないし。惜しい惜しい。
そんな感じで,お連れと「んー?」て表情で顔を見合わせることが多かった,珍しい新感線芝居でしたー。
次回作の未來くんと古田さんの絡みに期待するよー。

FC優先予約でも確保が難しかったチケットを頼み込んで1枚譲ってもらって,勤め先に早退申し出て,どうにかこうにか青山劇場に辿り着きましたよー。
今日のお席は1階V列やや下手。えーと最後列ですな。
以前[吉原御免状]で実質最前列のXB列座ってるので,なんだか青山劇場の客席を制覇したような意味の分からない感慨に浸りかける。違うから。
18時始まりで1時間半の一幕のあと25分の休憩を挟んで二幕は2時間。
終演21時半の3時間芝居だったんですが。
・スクリーン使って説明しないと成立しないような作品は芝居じゃない。
・長ッ!前半30分,できれば後半も15分削ってびしっとタイトでショートに纏めて欲しかった。
・青木脚本すげー良い。いのうえ演出すげー良い。でも,合わさると,あれれれ?
・大道具というか舞台装置が今イチびみょー。[阿修羅城]のアレを組んだ技術力はドコに…。
・すごいよ!新感線なのに登場人物が誰も成り上がらなかったよ!!
・森田剛の小ささに驚愕。戸田恵理香と同サイズて。
・↑↑の2人が登場一発目の第一声から声枯れてるのにもびっくり。
∴ 敢えて新感線じゃなくても良かったんじゃ。
そもそも。板の上で,役者が,頼るべきは其の身一つで客の前に立って,そうして全てを表現してこその芝居,だと思っているので。
客を世界に引き込むという効果を狙ってのト書きスクリーン利用は舞台演出としてアリなんだけどさ。
そうしょっちゅうしょっちゅう「説明」する目的で暗転タイミングでスクリーン降ろして映像やらト書きを映し出されると,ね。それって芝居か?と思ってしまうわけで。
物語が凄く良いのは間違いないので,むしろ書籍や映画って形で出合いたかったな…と。
そんな舞台演出頻繁でさ,3時間なんて長い時間拘束されちゃうと正直テンションも上がらない。
ラスト…そう,ラスト15分は本当に本当に圧倒的で。凄い力で揺さぶってきて。
ああ,やっぱすごいなぁ,と素直に感嘆した。
だけど,でも。
その素晴らしいラスト15分のための,それまでの長い長い2時間45分だったよね,って。
いのうえさんの演出は,ヒーローがいてこそだと思うんだ。
おばか芝居でも客の目全部

ベビーでもヒールでも頭良くても悪くても,どんなキャラであったとしても。
そんな人物が常に常に中心にいて,文句なくずっとスポットライトが当てられた上でのヒーロー活劇。
特に「いのうえ歌舞伎」はそんな作品が似合う,と思っていたので。
だから,この脚本だったら別の演出家の作品で観たかったなーなんて気がしてしまった。
くるーと回る田楽返しをふっと見たら,それこそ何の紙ふぶきが散ったのかって位とんでもない数の白いバミテープが貼ってあって,そういう意味では確かに装置換えの手際の良さはすっごい鮮やかだったんだけど。
でも,なんか,こまこましたのを手数多く換えてる印象が拭えなくて,説得力に欠ける感じ。
確かに野外(荒地)だったり城内だったり峠の宿の辻だったり花町の入り口だったり中だったり土佐だったり京だったり江戸だったり浦賀だったりと,場面が多種多様だったからある程度はしょうがない部分はあるんだろうけど。
でも,ああ,このセットが,このセットの組まれたこの舞台がこの芝居の世界を表してるのね的な説得力のあるものがなくて(スクリーン多用の弊害がここにも出たと思う),個人的に残念。
岡田くん→成り上がりませんでした。
田辺さん→出ずっぱな役だったのに成り上がらず死にました。
山内くん→謀られあっさり自害しました。
戸田恵理香→幸せ掴むと思いきや誤って毒殺されました。
ん,んー。
みんな死んじゃった!なバッドエンドは慣れてるし,むしろ結構好き。
でも,こう,誰も彼もが成り上がらず(わかり易いこの世の春を謳歌せずに)死んじゃうと流石にちょーっと物足りなさが。
そーゆーオラオラな感じが面白いのが新感線の良さでもあると思うので。
田辺さん,立ち姿は綺麗だったけどね…。
あと山内くん。ヅラしてるから出てきただけじゃ誰かわからん(苦笑)。
一声出してもらってようやく認識。いつもの辮髪のイメージ強すぎだ。
池田鉄洋さんは,まんまですな。TVで見る,あのまんま。良いキャラだ。ナイス竜馬。
あー,あと。菜月チョビさんの歌。終盤の,芝居の主題に絡むとても重要な歌でした。
雰囲気があって,すごくいい曲。声質もぴったりだった。
でも,チョビさん,声質いいけど音域狭いよね。声量あるわけでもないし。惜しい惜しい。
そんな感じで,お連れと「んー?」て表情で顔を見合わせることが多かった,珍しい新感線芝居でしたー。
次回作の未來くんと古田さんの絡みに期待するよー。
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無題
どっちに振れるかな?で、大方予想のありゃりゃに振れちゃいましたか>IZO。
古田さん×未來くん×江口っちゃんの次回作に期待!東西でがっつり公演期間もあるし、これはチケットがんばるぞー。
北大路欣也サマと大御所名前に、変なマダム人気で大変そうな気配が今から恐いけれどー(笑)
古田さん×未來くん×江口っちゃんの次回作に期待!東西でがっつり公演期間もあるし、これはチケットがんばるぞー。
北大路欣也サマと大御所名前に、変なマダム人気で大変そうな気配が今から恐いけれどー(笑)
ざんねーん。
2008年,お芝居でだしは2戦2敗でイヤンな感じ。むにゅむにゅするわー!
でも,夏のRXを希望に生きようと思うの。未來くんのRXとの相性の良さは前回のマクベスでわかってるし。江口さん×新感線の化学変化も超楽しみ
チケ取りがんばるぞ。
同じ時期に篠井さんの3軒茶屋婦人会もあるし。
夏,ライブ
かいくぐってお芝居も楽しまなきゃ☆
でも,夏のRXを希望に生きようと思うの。未來くんのRXとの相性の良さは前回のマクベスでわかってるし。江口さん×新感線の化学変化も超楽しみ

同じ時期に篠井さんの3軒茶屋婦人会もあるし。
夏,ライブ


要は蓄積すること 忘れないよ も 覚えてろよ も
御見知り置きを
なまえ:
[es]
しごと:
気まま
方向性:
ぷらぷらと
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