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脊椎動物は。
酸素をその体内に循環させるために使う金属に、
鉄を選んだわけだけども。大昔に。
(同様に昆虫…だったかな?は銅を選んだ。だから虫の血は青。銅の色)

血、の中のその金属が鉄である必要があった理由は説明されうる。
けれど鉄でなければならなかった理由は未だ十分に証明されていない。

思うに。
多分人間の「生きる意味」なんてゆーモノの立場もきっとその程度。
「生きる意味」があって。「生きる意味」があるから生きているんだなんて思い始めるから
あやふやになるんだよ、生きているってこと自体が。
「生きる意味」なんて脳みそが考え出した愉快なコンセプト持ち出さなくたって、生きてっから。
そんなものがあるから、なんて言い訳しなくたって生きてなきゃいけないんだからさ。
今んとこ生きている以上は。

脳も大概退屈してるんだろうーなー。
なんて、ぼんやり思う。


昔読んだおはなし。「生きる意味」に関連して。

ある日、突然ヒトが消えちゃうの。
たくさん生きてる、人間の中の、誰かが、不意に。
でも、その人、という存在が消えた瞬間、その人の家族だったり恋人だったり
あるいは友人だったりしてた人たちの記憶も、その瞬間にその人が最初から
いなかったものとしての記憶になって、また、そのまま何もなかったように日々を過ごすの。
そうやって、ふ、ふ、と人が消える。消えたことすらも同時に消し去りながら。
どうも、自分の大事な人が、そうやって消えていっているようだ、って
何人かの存在を失った人が、何かが起こっているんだ、と漸く気付いて。
…ておはなし。

消える人は、満ち足りたから、消えていて。
もう本当に幸せで、しあわせでしあわせで何も望むものがない、と心の底から思った瞬間に。
消える。
存在も、その足跡も、しあわせだって感じたその気持ちすらも。

このおはなしのオチは。
そもそも人間という存在に限らず、私たちが認識しているこの世界全てが本来存在しないもので。
退屈で退屈でしょうがないカミサマが、暇つぶしに世界という概念を構築して、
そこに人間という存在をおき、その世界で思い思いに、感情の全てを経験しながら生きさせて、
(多少刺激的で強烈な感情を得るために、意図的に戦争や災害をも起こして)
最後にその人間が作られた死を経てカミの許に戻る時に、
もしくはこれ以上の感情は、もうどうやっても味わえはしない、という境地に達した時点で
game over、おまえの役目は終了、として消す時に。
その、自らが作った人間の経験の全てを嗜好品のように味わう。
そのために、そのためだけにこの世界と人間というものは存在していたんだ、と。
そんなもので。

さらに、最後の最後に本当のオチが。
その神、と人間から認識されていた存在は、元はといえば、人間たち、で。
全てを得たい全ても自らの思うままにしたいと望む私たち人間は。
その強烈な欲望のままに科学、技術、宗教、哲学ありとあらゆる全てにおいて
上りうる所まで上りきり。
さらにその高みすらも超越し。
全てを手に入れてみたら。
何一つかけるもののない、完璧な存在になっていて。
それは酷く高等で崇高な意識体のような存在で。
遂に神になったと有史以来の人類の夢を叶えたと喜んだ次の瞬間。
全てを持っている、は同時に限りなく虚無に近くて。
かつて自分達が恐れた、死のような感覚で。
そんな、全てを得たと同時に、もう何も得ることもなくすことも出来なくなった元・人間達は。
永遠に続く死にも似た感覚はあまりにも退屈で。

夢の中で反芻するように。
不完全で、醜くて、何も持っていなかった人間だった頃を懐かしみいとおしむために
神、の手で世界と人間を作ったのでした。

わー、知恵熱ってホントに出るのね~っと身をもって体験。
知恵熱に苦しみつつ軽く悪夢にも苛まれ。
怖かったなぁ。
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