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見たー。
ハッキリ言って[es]よりコメントしづらいわけですが(苦笑)。
公開当時もまだ全然ぴよぴよの学生でしたがずいぶん仲間内で話題になりました。
勉強の為に見ておくべき、って。

とりあえずは作品中で「こんな牢屋みたいなトコに閉じ込めて!」と反発するウィノナにウーピーが言った
「五つ星よ。他と比べたらね」の言葉は真実でしょうな。
作品の舞台が60年代後半、ということを考えても。
病室、2人部屋がデフォってすごく贅沢だよね。
フツーに差額ベッド代取られる部屋だ。
大体6人がデフォだから。どの科の病棟も。

ちなみに1人部屋(個室)でも窓に鉄格子入って中から開けられないドアの保護室は
個室だけど差額ベッド代いらないんだよ!
緊急的に使用される部屋だし入院生活のQOLを高めるために個室にしてあるわけじゃないから。

医療スタッフも、ウィノナやアンジェリーナみたいな患者ばっかだったらそうでないよりは
モチベーション上がるよなぁ、と思いかけてそうでもないことを思い出しました。
プシコといってもきっちりドクターなので。
彼らはやっぱり症状を見て、その患者を捉えるから。
美醜とかは驚くほど関係ない。
(造作が整っているという意味での)可愛いとかはホントに意味をなさない。
「だって病気でしょ。だから来てんでしょ」で一刀両断。
…そりゃそーだ。

だから、作品中でウィノナ演じるスザンナに引き込まれてヤッちゃった男性看護師は
ワタシ達からすれば「ものの見事に患者の病理に巻き込まれた人」であって
そーゆー人は大概プライベートでも似たような要素を持つ他者に巻き込まれて苦労する、
と相場は決まっている。

作品としては非常によくできています。秀逸。
彼女達の表情が素晴らしい。
画面のこっち側でワタシ「あるあるある!」と1人クイズ100人に聞きました状態。
原作も読まなきゃなぁ、と思いました。

映画のレビューなんかでは誰々の演じる何々役が魅力的とかいう表現がよく用いられますが。
アンジェリーナやウィノナは確かに魅力的な女優でしょう。そこは同意。
けど、彼女達が演じる役(アンジェリーナはリサ、ウィノナはスザンナ)は魅力的でない。間違いなく。
挑戦的な眼差しも、挑発的な仕草も、崩れそうな繊細さもそれこそが病理であって
障害が具現化したものだから。
だから、見ている間中ワタシが感じるのは『居た堪れなさ』。

仕事から帰ってきてこの作品見ると、脳ミソいろいろぐるんぐるんしちゃって
なかなかオフにしづらくて困りますな(苦笑)。
でも、まぁ[es]よりは…劇場で観終わった後に「こんなしんどい状態じゃおうち帰れない!」って
慌てて最終上映の回の[ピンポン]を別の館まで走って行ってはうはう言いながら観た、
そんな[es]よりはまだまだ精神衛生上だいじょうぶな感じで。

…でも公式サイトの作田先生、ドキドキするからばっちり原因、とか書かないでー。
それらは要因にはなるけど、そうだから必ず発症するとはいえないし
そうじゃないから絶対発症しないともいえないじゃんー。
ケースバイケース人によりけり、なトコも少なくないわけでさー。
言い切るのはどうかと思うのよねー。
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