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宮城音弥先生が亡くなった、だなんて。
一月半遅れって知った衝撃。

小此木先生が、師匠のフロイトが舌癌でこの世を去った、
それをなぞり写すように喉頭癌で逝ったのを知ったときもかなり落ち込んだけど。
それ以上、かな。

多分、この人は、ワタシをこの世界に引きずり込んだ何人かの内の1人だ。
母の書斎を自室として宛がわれていたワタシは、壁一面の本棚に並ぶ母の蔵書に囲まれて育った。
自分の落書き帳も母の蔵書も幼いワタシにとっては同じ「紙」でしかなくて、
色鉛筆やクレヨンで手当たり次第絵を描いた。 

そんな落書きの跡を宮城先生の『天才』の中に見つけてビックリしたのは、小学6年生のワタシ。
今更ながらうんざりするが、宮城先生しかり、フロイトしかり、ユングしかり。
ワタシが、この業界の『古典』を読み漁ったのは、思春期もろくに迎えていないこの時期だ。

実際どれほど理解できてたかなんて今となっては全然当てにもならないが、
確かに、面白いと思って、ワクワクしながら、ぞくぞくしながら読んでいた記憶は、ある。
その多くの古典の中で、1番面白かったのが宮城先生の『天才』だった。

97歳。
この業界の人間は、偉業をなす人ほどやたら長く生きるという法則が。
1世紀近くこの世で人の心を眺め続けた宮城先生も間違いなく、そういう類の存在だったのだろう。
どうぞ安らかに。

ワタシの師匠の師匠の成瀬悟策たん(学会の会員番号1番らしい。でもWikipediaに載ってない)も
もう何だかそろそろ大変よいお年になっているので、そのうちそちらに向かうと思いますから。

つうか、健康状態からするとウチの師匠の方が危険かもな。大病患い過ぎだ。
(偉業ぽいものも成したが如何せん素行が悪すぎる。)
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