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おわったー!
2日間の研修、無事おわりましたよー。
2日目、流石に途中15分ぐらい眠気に負けてうとうとスヤスヤおつきさましましたが。
朝からみっちりカンヅメさせられてる内の15分だったら十分上出来かと。

楽しかったっす。いやもう普通に。
検定かけて有意差とか出るとマジ楽しい。
15%水準で有意傾向出るだけでもちょろっとテンション上がりますが。
もー5%水準でキッチリ有意差出たりするともう軽く心の中でガッツポーズです。
しめしめコレこの後どうしてくれようかフフフ、という表情になります。

学生の時は検査法の講義って死ぬほど退屈で意味わかんないような気がしてて
好きじゃなかったけど。
(あまりに出席するの嫌で講義始まって直後、気持ち悪いんでトイレに…とかゆってそのまま
バックレたことあります。そしてその足で新幹線乗ってLUNA SEAの京都会館のライブ行きました)
(やや遅刻気味に席に辿り着いたらチケ別で取ってる筈なのに隣の席に友人がいてたまげました)
(ま、LUNA SEA解散イヤーだったのでそれでも良いかと思います)

実際に現場で色々扱うようになって、その上で、何か物を言うときの根拠として検定結果が
必要になってみると、当時嫌々ながらも勉強させられていてよかったな、と。
多分、他業種から関わり始めた人とか、すげーしんどいと思うもんな。数字の羅列だから。
「信頼区間は一般的に90%で取ります。95%で取ろうとすると、幅がかなり広くなるので結果の
 信頼性という意味では精度が落ちます。例えば90%で取った場合の幅は92-106ですが、
 95%で取ると幅は89-110となります。これでは広すぎで数値としてはあまり意味を持ちません。
 それでは群指数の換算表を確認してみてください」
とか云われても、困るよなぁ…。

とりあえずは、年内に上級者対応のアドバンス講習会あるなら出たいなーと。
でもって、8月あたまにある別の検査法の実習研修会の申込書の申請もしておいた。

さて、2ヶ月前に友達とお互いに取り合った生データそのままにしてるから、
その整理と考察でもしますかねー。
明日の夜の仕事、暇だったらそのときに。ナムナム、暇でありますように。
穏やかでありますように。
先週水曜の夜入ったときは、飛び込んで来るケース来るケース全て
救急隊か警察か救急外来のドクターだったっちゅー狂気の一夜だったから。死ぬか思った。
満月か何かだったんだろうか。まじで。
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実は一度も足を踏み入れたことのない、日本青年館。
この会場名は個人的に色々連想されるものがあっていとをかし。なんだけど。

ここにきて行くことになるとは。予想外の展開。もう縁のない会場だと思ってましたよ。

ま、研修なんですけどね。
明日明後日、25000円の元は取ってこようと思います。

そして明後日は16時半の研修終了後にパイロ限。@O-EAST。
ほどよく心遣いが感じられる移動距離&時間です。アリガトウ。

どーでもいいですが明日の研修のテキスト購入する時に業者のホームページ見てたら。
Rorschach Testてば税込み17000円強くらいで買えるらしい。安いな…(但し図版のみ)。
明日からの研修の検査なんて一式買ったら30万越えですよ。
ちょっと、MYロ・テスト欲しいかも…とか結構本気で思った(笑)。

そうそう、この手のテストって、タネ明かしは激しくNG!なのは
イメージ的に理解できると思うんだけど。
実はかなり厳格にこのルール守られてるんだってのは案外知られてない話。
例えば、図版のみお値段たったの17000円、な「インクの染みテスト」。
こんな感じのものですよ~てのは割と知識として知られてるし、
もしかしたら図柄も見たことある気がするって人、いるかもしれない。
でも。
それ、フェイクですから。嘘です。嘘。
ホンモノを見れるのは、本当にテスト受ける人だけ。テスト取る人だけ。
基本的にカードが何枚あるのか、どんな図柄なのかは内緒。
一般書に近い、入門書的な専門書(「初めての○○学」みたいなヤツ)の語句解説の項に
参考図として載ってる図柄ですらフェイク。
ワタシも本物見たの、大学卒業して、その後から。学部生の時にはまだ見たことなかった。
ロ・テストに限らず、この手のテストはみーんなこんな調子。基本完全非公開。
何気なくすごいなーと思うんだけど。…ワタシだけか?
そして、このロ・テスト、解釈は実は数学的統計学的処理を施して行われるものだってのも
地味に凄いことだと思うのもワタシだけかな…。

やっぱり、この世界を構成してるのは010101010101..........なんだと思うよ、ホントに(笑)。

一昨日のアングラつながりで。

状況劇場か天井桟敷かいったら、ワタシは天井桟敷派、なワケですが。
でも、逸話(伝説とも言う)としては状況劇場側の方がちょっと好きだったり。

その中でも何と云っても四谷シモン絡みのエピソードがピカイチで。

状況劇場で役者やってた当時、見た目に反して誰よりアグレッシブで、天井桟敷との乱闘事件も、この人が先陣切って殴り込んで1番激しく暴れたりしてて。
結果渋谷署でお泊り2晩、なんてことになってたりもするんだけど。

でも、四谷シモンを彩る様々な伝説(個人的には神話といっても良い)は、知れば知るほど「あーこの人周りの人からとてもとても愛されていたのね」と思わせるものばかり。
もしかしてアイドル的存在でしたか、アナタ。女優たち押し退けて。とかフツーに思う位には。

夏の終わりのある夜遅く、状況劇場の偉い人2人(詳細失念。唐と澁澤とかだったかと)がバーだか深夜喫茶だかで飲みながら話をしていて。
次の秋冬のマフラーはどんなのが洒落ているか、という話になって。
長めで幅は細めなのが洒落ているだのいやいやそんなことはない、だの相当白熱し、結局、結論出ないじゃんどーしよ?てことになり。
取った手段が。

「…という話になっている。君はどう思うだろう。君が1番洒落ていると思うマフラーをして、
 今から僕たちがいる店まで来てくれないか」
と、四谷シモンとこに電話をかける。

だったゆー。
で。
何十分か後にその店に現れた四谷シモンはというと。

上半身裸で首から肩には青々とした芝生を巻きつけて登場。「これが1番素敵だよ」と。
しかもその芝生、電話来てから店に行くまでの間に新宿御苑寄って、そこで根ごと剥がして首に巻いて、そのまま店に向かったという。

天井桟敷の偉い人2人「さすがシモン。そーゆーところが大好きさ」と大満足で、その後3人でしこたま飲んだ、と。

大好きすぎる。

このエピソードのキラーぷり(=四谷シモンのキラーぷり)はホント半端ない。
この頃の彼は、舞台では白塗り眉なしメイクで緋襦袢はだけさせてィヤホォォゥウッな女形とかしてたんだけど、元々物凄い素材の良い人で。
普通にしてれば普通に美人さん。

そう,この人が作る人形のように。

「ピグマリオニスム・ナルシシズム」なんて今の四谷シモンそのままだし、澁澤龍彦に捧げた天使のシリーズも、その面影はどこか若い頃の四谷シモンを感じさせる気すら。
澁澤龍彦と出会った頃の、四谷シモン。

宝石のように大好きな、そんな事を思い出しながら。

人形作家って男性と女性で随分違うよねーとかも思ってみたり。ワタシの主観だけど。

女性の人形作家って、rareでhotでrealだよね。良くも悪くも。
同じセイでも「性」だし、そこから繋がる愛も「性愛」で「生」を通り越して「死」まで至るタナトス。
「生」も生む(産む)「性」を通して表現されていたり、男の人形であったとしてもその対となる女を見ざるを得ないというか。
それに対して男性の人形作家って本当に創り手になってる。
「聖」すら感じさせる「生」。「性」を削ぎ落とした若しくは両性を併せ持った存在としての「生」。
抽象的で、中性的で、中立的。「生」の体温も「死」の冷たさも遠い。

散々っぱらエキセントリックな、ギラギラした眼差しで写真に写ってた四谷シモンを見せられて、展示全部終わったところにいた、今の四谷シモンの姿を見て、展覧会図覧にサインをしてもらいながらその目を見て、心の底から思ったもん。

あー、この人、ああやって生きて、神になったんだなーて。
人形という存在を生み出す、その世界の創造主なんだな、て。

もう随分前のことのハズなのに、ものすごくはっきりと覚えてる。

それはこの人が、その存在自体が神の生んだ芸術だからなんだろうと。
アートでラブな男。
深夜の日本映画専門チャンネルで[鉄男]をうっかり見てしまって、
そのタイミングで彼らを思い出す。

ORGAN VITAL

オーガンヴィタールじゃなくて、オルガンヴィトー。
意味するところは「内臓」とかその辺りで、アングラ演劇(not芝居)の血脈を正統に受け継ぐ人たち。
人たちいうか、主宰の方がホンモノなんだろな、と。
[鉄男]作ったときに塚本監督と一緒に怪獣シアターやってたのが主宰のフジワラキョウさん。

成人する前のワタシには、(今思えば、だが)[鉄男]と似た匂いぷんぷんの
エロいんだかグロいんだかストーリーあるやらないやらな映画作品[オルガン]も、
アングラ過ぎてどうなのかしら?そもそも板の上に立ってる役者の質が気になるなり、な
舞台作品も、正直よくわからなくて。

ただ、状況劇場と唐組と唐十郎が本当に本当に大好きだったんだよ、ていう
連れてってくれた人の気持ちと当時の雰囲気、天井桟敷に状況劇場、劇団員同士が
抗争しちゃうよ?!な空気感に近いようなものは何となく感じることができたような気がして。
嫌いじゃなかったな、「経験」としては。

3年前の旧オルガンヴィトーの公演は観に行ってる気がする。
長谷川公彦が出る最後の作品になるってことだったから。
確かに腰の細い綺麗な雰囲気の男だったけど。
顔の整う方向がね、今井コトブキ方面だったってのが正直、
ワタシがのめり込まなかった最大の理由だったかもしんない。
(ちなみに長谷川公彦以外は女優も俳優も全滅。鑑賞に堪えうる人間はいなかった)
コトブキよりも頭小さくて形整ってて、顔に配置されるそれぞれのパーツも目立たないけど
キチンと整ってて、かつ絶妙な位置に配置されている、という感じ。
コトブキ方面弥勒系とでも言いましょうか。

新生オルガン~になるにあたって、長谷川公彦抜けたんじゃもう今後どうやっても
ワタシとは交わらない線になったんだな、と。

ただ、[鉄男]だったり、去年の[ヴィタール]だったりに、幽かに、ふわりと感じることがある。
抜け殻の腐敗臭を。朽ちていく軋みを。

もうあんまり肩も腰も痛いので、昨日、鍼打ってもらってきた。

いっつも家から近いハムスタ屋の1Fに同居してる整骨院行ってるんだけど、
ここの先生さりげなく意地悪。
ヒトが初めてだっつってんのに「あー全然大丈夫ですよ~」とか言いながら
耳元でバリバリ鍼の包装開けやがった。怖いっつの!

首と肩に10個くらい?腰はビビリなのがばれたので5個くらい。
「緊張してるでしょ~。腰はこれ以上やっても緊張してると痛いだけだからやめとくねー」と。
すいませんね、小心者なんですよ…(苦)。
で、そのまま10分ほど放置された後、一旦全部鍼抜いて、次は特に凝りが酷い秘孔を
ピンポイントで突いて、ぐりぐりマッサージ。

終わってトレシャツ着たら、肩周りすんげー軽いの。軽く衝撃。うは。
ただ、先生の「すごいよエスさん鍼打ったら肩と腰、『すごい凝ってる』位になったよ~」て言葉が。

…ちょっと待て。
どーゆーことだ?

じゃーちょっと凝ってるとか凝ってないって人の肩ってどんな感覚なんですか。
この軽さでも『すごい凝ってる』て。

ショック。

確定申告してきた。

去年はそれどころじゃなくバタバタしてたのでできてなくて、今回、前回の分も併せて出してきた。
CMとかでやれ自分で書けだのさっさと出せだの、うるさいし
国税庁のサイトでめっちゃ混むから覚悟しろみたいな事書いてあったから
どんなに混むんだ、締め切り前日は何時間待ちとかそーゆーレベルか、と
相当覚悟してたんだけど。実は(笑)。
オンラインサービスでぺかっと書類作って、税務署に出しに行ったら5分くらいで用事すんだ。
あれ?恐怖の激混み長時間待ち地獄はいずこ?
えと、確定申告ってどの段階で滞るんですか、イベント的には。

よくわかんないけどものすごく肩透かしを食らった感じだったので、
帰りの道中見つけた豆腐屋さんで1個50円で売ってたおからドーナツ4個買って、
バスで20分の道のりを歩いて帰りました。45分くらいかかって最後ちょっと泣き入った。
でもまぁおからドーナツ美味かったんでいいかなと思います。

さて、明日の仕事帰りに映画でも見てくっかなーと上映情報確認してたら。
[リバティーン]!
うわっ。と軽く仰け反る感じで。
女好きで、酒好きで、ポルノ作家で、アルコールと梅毒で33歳でサヨウナラ、なジョニー・デップ。
見てええ!!!(大声)
公式のビジュアル最高。

あとジョニデ繋がりだと[シザーハンズ]がミュージカルになって夏に日本上陸だってさー。
しかも振付け、マシュー・ボーンだよ!どどどどうしよう。見たいな見たいな。

でもって個人的に愛してやまないというかもう敬愛してるフィリップ・ジャンティ・カンパニーの
新作が、去年から動き出してるらしい。
[LAND ENDS](つか公式の作品テキスト、速過ぎ。追いきらないよ…)
まだフランス国内を出てない感じ。今年中に来日するかなー。来年なっちゃうかなー。

CPGの公演は、日本側のパルコ劇場も本気入ってて、
そりゃもうプロモーションから何から、びっくりするくらいパッケージとして
素晴らしい質のものになるんだ、毎回毎回。
関わる人たち総がかりで観客を魔法にかけようとしてるでしょ!て勢い。
今からうずうずしながら魔法にかかるのを待つその時間も、それはそれで楽し。
と、とても自然に思えちゃうくらいには彼の(彼らの)魔力はホンモノだ。
(フィリップ・ジャンティ、この人魔法使いじゃなかったら神様なんだろな、と本気で思ってる)
新しいタイプの腹話術人形(笑)。
これですっごく口悪かったら
萌えるよねー。
(「ッだコラ!だコラ!」ゆってて欲しい)

起き上がれない子ムービーとか、
軽く悲鳴が出る。
42秒くらいのとき一瞬、
くったり諦めかけたりしてるし。

ま、2005年の鍋やら棒やらで
ィヤホーイと遊んでる姿も、
それはそれで衝撃なんだけど。
女子ロッカールームだからって、風呂上りに全裸で仁王立ちしたまま化粧するのはどうかと思う。
最悪。
順番確実に間違えてる。

どこに出しても恥ずかしくないサトエリ級のカラダだったら許すさ、そりゃ。全裸でも(むしろ歓迎)。
大して面白くないカラダだから隠しとけ。な。悪いこと言わないから。
そしたらチラリズム効果で多少良くも見えるかもしんないしさ。

ホント、こーゆーの目の当たりにすると「女性専用」のデメリットを思い知らされる。
女性専用のジムとか、マジ目も当てられない気が。

あと、ジムに来てまでゴ近所コミュニケーション繰り広げてる種類の人も理解に難い。
自分のカラダの為に通ってんだから、誰かと一緒、てのもオカシイだろ。徒党を組むな。

個人的にジムには自分の殻に閉じこもりに行ってるもので。
スタッフと交わす「こんにちはース」「おつかれっしたー」しか喋んない。喋る必要も感じないしなぁ。

トモダチ、作る必要あるか?ジムで。わからんなー。

そうそう、今年も脂肪買い取りキャンペーンやってるぽい。
体脂肪測ってエントリーしようかな。
確か1%減に付き500円分ジム内金券、だった筈。
-2%で1000円分かぁ。VAAM買う足しにはなるな。
昨日連絡があって、フォアグラな兄さんと仕事後中華を食べに行く事に。
…んー?
先週の時点で再来週~て言ったハズなので明日ではない気もするんだが、
兄さんのビックリするほどのうきうき確認メールの浮かれ具合に免じてつっこむのヤメといた。

18時に兄さんの職場の最寄の駅で待ち合わせ。
美味い中華をもぎゅもぎゅいただく。ウマー。
割と一皿が少な目だったので、2人で13品?(笑)
あと、デザートにライチ15個。
「この人ライチ大好きだから15個くらい持って来て?」言われましたよ。
ええと、特に渡り蟹のあんかけ煮とエビチリと五目粥とライチがうまかったです。
ゴチソウサマデシタ。

で、ワタシがトイレ行ってる間に電話かけてたみたいで。
「あなたさー、保護室って見た事ある? 夜の回診終わったみたいだから見学に行く?」
行く!行く行く行く!!!
見たことないの。つうか、正直ベッド持ってる病院自体行ったことない。
ぶんぶん頷くワタシと兄さんで夜の入院病棟見学ツアーに。

職員駐車場に2台分使ってべろーんとだらしなくベンツ停めて。
「師長、随分ハタ迷惑に車停めますね」
「大丈夫、俺の車だってみんなわかってるから」
「何がどう大丈夫なのかイマイチわかりませんが師長」
「ツッこむね、Cp(苦笑)」
なんて。

夜の病院は、ひっそりと闇に沈んでいて、そこにいるだけでひんやりと呼吸の温度が下がる。
4階建ての、病棟。3つある内の兄さんのシマの棟に。
「1階がアルコール外来、2階が男子開放、3階が男子部分開放と閉鎖、4階が男子閉鎖で隔離」
…知ってたけど本当にガチな職場にいるんですね兄さん。
エレベーターで3階ナースステーションに。
エレベーターもドアの間口に比べて奥行きの方がある長方形。
ワタシでもさすがにわかる。ストレッチャー入れるから、だ。
詰めてるナースに挨拶して、3階、閉鎖フロア探検ツアー。
NSから開錠してフロア入って、また施錠してガチャガチャッとロックの確認。
その音が響く空気の揺れ自体が既におかしい。

薄暗い廊下を、ここは6人部屋、ここが2人、ここは個室。と案内されながら歩く先に、
ゆらゆらとおぼつかない足取りで歩く人たちの姿が。
入院しているからなのかもしれないし、年齢のせいなのかもしれない。薬のせいもあるのかも。
もちろんワタシの気のせいや思い込みってのも多分にあるんだろうとは思う。
でも、何ていうか、ああ、うすいな、て思った。存在感が薄い、の『薄い』。
薄い、淡い、軽い、おぼろげ、密でない、心もとない、頼りない、そんな形容。
いのちが薄いのかなって思った瞬間に思い当たった。
あー。
この人たちは、こころがうすいだなー、て。

「ほれ。入ってみ?保護室」
廊下から、一つドアをくぐってサブの廊下に。
2つ部屋が並んでいて。
ドアをあけられ、どうぞ、と促されたものの。
すごく入りたくない雰囲気。
6畳無いくらいの部屋に、ベッド。
壁際に腰の高さまでのついたての向こうに、洋式の便器とスイッチ。
それだけ。
驚くほど高い天井が箱の中の空虚感を倍増させる。
一見大きく取ってあるように見える窓は、その向こうにもドア側と同じようにサブの廊下があって、
煌々と白熱灯が点っている。

「窓、強化プラスチック入ってるんだけど、あちこちしろーく汚れてるだろ?」
…う。うわー。聞きたくない。聞きたくない。
「それみんな、患者の『出せ!』だよ」
そうかなーて予測は出来てたけど実際に聞くとどうしようもない気分になる。
ギッと爪立てて、力入れてみても細ーく薄ーく跡が付くぐらいで。
これ、普通相当力入れてもこんなにガリガリ跡できないよ?
改装しててウッカリ業者が脚立のカド思きしぶつけました、みたいな跡ばっかだよ?
絶句。軽く呆然。
そして呆然としてるスキにドアの鍵をガチャンッと閉められる。ヒィ。
内側にノブの無いドア。
ドアの横に開いてる食事のトレイ受け渡しする開き口から覗かれて一言。
「嫌だろ、そこ。入ってられねーよなぁ。歩いてきて、隣の部屋のさ、入ってる人見るのも怖いだろ」
開き口の、壁から続く白い塗装もところどころ変な形で剥げていて。
このカリカリも、『出せ』なんだろう。
是非後学の為にベッドに寝てみろと勧められ、恐る恐るベッドに横になってみると。
恐怖感というか嫌悪感というか空間の異質感とか威圧感とか一気に迫ってきて。
意味も無く気分が落ち込む。

「ここ入るとねぇ、何もできないの。何かを敢えてしないって選択肢すら無いの。ほら」
と、突然トイレが流れる音が。
「スイッチ、そこにあるけど外から完全にコントロール出来ちゃうよ。
つか、部屋の中にトイレのスイッチ設置するようになったの、15年前から。
それまでは、…わかる?」
あの、すいません、限界なんでもうここから出してくれませんか。

鍵開けてもらって、部屋から出てもなんか変な感じが。現実に戻って行くの大変。
「勉強なった?」
とかにこやかに言われても、その笑顔が仕事用の笑顔なので全然気は休まらず(苦笑)。
ぐるりと一周フロア歩いて、NSの別のドアから鍵の無い世界に帰還。

ふいー。
駅まで送ってもらって、社会科見学終了。
「また次はもっと違う時間に案内してやるからなー。もっと早い時間とか遅い時間とか」
ありがたいやらそうでないやら微妙な心持になりつつバイバイ。
とりあえず次はピザが美味しいお店があるからそこに連れてってもらえるらしいですが。
とっても勉強になったのには間違いないので、兄さんには感謝しつつ。
知らない世界を一つ知ってしまったわー、と軽くぼんやりしながら帰宅。
や、世の中、知らないことってたくさんあるね。
やたら忙しかったような気がする1週間。

月曜日 仕事後茨城にお泊り出張。 55km移動。
火曜日 朝っぱらから忙しく働いて帰京。 55km移動。
水曜日 6時起きで多摩地区に向かう。仕事後ちょいと用事。 往復で62km移動。
木曜日 お買い物。ヴィヴィアンの可愛い靴購入。
金曜日 翌日に備え仕事後新幹線で名古屋まで。 366km移動。
土曜日 金山ANAでの親族の結婚式を終え、帰京。 土産抱え366km移動。
日曜日 一歩も動けず。

えー。
1週間での総移動距離、ざっくり900km以上
しんどかった…。
区部内の移動は計算に入れてないから、実はもっと多いんだろうけど。

来週以降はちょっと落ち着くはずなので、も少しのんびりできたらなーと思う。
やれやれ。
要は蓄積すること 忘れないよ も 覚えてろよ も
御見知り置きを
なまえ:
[es]
しごと:
気まま
方向性:
ぷらぷらと
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