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一角獣を抱く貴婦人 ラファエロの一角獣を抱く貴婦人が来てるっていうので。
ボルゲーゼ美術館展 ,行ってきました。

ボルゲーゼ美術館といえばベルニーニの彫像「アポロンとダフネ」が有名だったりするけれど,今回こちらはお留守番らしい。
ベルニーニの作品はシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の胸像が来てて,襟ぐりに乗った首の肉むっちりとした質感なんかが相変わらず石とは到底思えず良い意味で気持ち悪い。

ボルゲーゼ美術館ではクラナッハの「ヴィーナスとキューピッド」とかと一緒の部屋に飾られてる「レダ」と「ルクレツィア」(共にミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオの作。名前長いよ!)の対照的な美しさが目を引いた。
白鳥に化けた女たらしゼウスと契ったレダ(夫あり)と,ローマの王子に強姦されて夫と父とにコトの顛末全部話して復讐誓わせた後短剣で自死したルクレツィア(夫あり)ってゆー性愛と貞淑ってテーマの対比がすごーく効いてる。

「一角獣を抱く貴婦人」は金髪のふわふわな感じとか,生え際の微妙な表現とかがすごすぎて軽く絶句。
でもって一角獣の前肢をくぴって折って持ってる感じがちょっと萌え。ねこさんとかわんことか,そうやって持って抱くとイイ感じだよね(笑)。

カラヴァッジョの作品はドレもコレも闇に沈む肌色がどうにもヤラシイ。
光の加減がヤバイ。
「洗礼者ヨハネ」ネタは「荒野の洗礼者ヨハネ」の方が好みだけど,今回来たやたら気怠い「洗礼者ヨハネ」もそれはそれでなかなか…。

あと,バッティステッロの「ゴリアテの首を持つダヴィデ」のダヴィデのチッ怒りって顔が男前過ぎた。
多分今回の展覧会一のイケメン。

展示の作品はどれもこれも素晴らしく満足でした。

が。

ハード的には…。
えっと,なんだ。
ワタシ,こういう時に使う言葉,知ってる。
こういう時こそこの言葉ですよ。


ファッキン,ライト!!!(笑)


某先生(逮捕済)じゃなくても言うわ。

改装に入る前の最後の企画展だそうですが,いや,改装してから呼べよ。
まじで。
照明が悪過ぎて,絵画が綺麗に見える立ち位置がすごい限られててムッカリ。
興味深い作品が少なくないだけに,すごく残念だった。
つか,それ考えるとこの前のトリノ・エジプト展ってすごいな。
ライティングも含めてデザインされてた企画展だったのね。今更思い知ったよ。


…。
一度,ベルニーニの「アポロンとダフネ」見た記憶があるんだけど,いつ,どの展覧会だったかさっぱり思い出せなくて気持ちが悪い。
ダフネが月桂樹に変わっていく指先とか足のつま先とか,完璧過ぎてむしろグロテスクな印象すら受けて。アホのようにぐるぐるしながら見入った記憶があるから実物を生で見たはず。
2001年のイタリアルネッサンス宮廷と都市の文化展か?
でも,結構最近のような気がするし。いつだったんだ・・・。
あー気持ち悪い。
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