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ユートピアの岸へユートピアの岸へ観てきた!

個人的にテーマが微妙で,とりたてて興味も知識もない帝政末期ロシアの話をお安くはない料金払って10時間,監禁されるのってどうなんだろうと迷ってたけど。

6月に蜷川さんが脳梗塞で入院してたってのを知って,焦りと共にチケットを取った。
気付けば蜷川さんももうすぐ75才。
観られるうちに,ちゃんと観ておくべき?と。

実は,当初9/13のを取ってたんだけど,購入した2日後位に誰かさんからライブの追加公演の情報が入りやがりまして。
全額諦める覚悟で今日の分取り直しました。ええ。

開場時間を少し過ぎた頃に客席に入ったら,通常の客席と,(普段は)舞台(なハズのとこ)の上に作られた客席に挟まれる形でセットされた変形ステージの上に会議用机が横長の□の形で置いてあって。
トレ着来た出演者陣がリラックスした雰囲気でイスに腰掛けて談笑してた。
長谷川さん,隣の石丸さん?に手のツボとか腰のスジとかぐぐっと押されて「ぅわ,痛っ」みたいなことになってた。

開演時間になり,そのステージの上がみるみる物語の舞台へと組み上げられていく様はさすが,と。
蜷川さんの演出ってどの作品も始まり方がすごく印象的。

物語全体を通して,阿部さん演じるゲルツェンと,勝村さんのバクーニンの対照的な2人を軸に人も時代もうねるように動いて,観客はそれを目の当たりにしながら舞台に引き込まれ,気付けば結構どっぷりはまっていたりして。
心配してたよりも全然中だるみもせず集中力も途切れず最後まで見終えることができたのは,ひとえに男役者陣の底力,なんだろうなぁ。

阿部さんと,今回ワタシとしては初見だった勝村さん。
勝村さん…!
ごめんなさい見くびってました。すごい味のある,良い雰囲気を出す役者だったんですね。
第二部のラスト,船の甲板で対峙するゲルツェンとバクーニン(ゲルツェンの見た幻)のシーンが,2人の存在感が対照的で,静かなシーンなのだけど,けど,強烈だった。

第一部の貧乏だけど才能豊かなべリンスキーの池内くんと,恋に恋するロマンチストな哲学者なスタンケービッチな長谷川さんの,それぞれの恋物語が初々しくて微笑ましくて切なくて,ラブかったです
池内くん,ボロいの着てても男前なんだもん。参るよなー(苦笑)。
長谷川さんは,相変わらず細くて手足長くて優男な雰囲気が絶妙。
衣装(スーツとか外套とか仕立ての良いシャツとか)の似合いっぷりは阿部さんの独壇場だったけれど。

女優陣は栗山千晶の美人ぷりに戦慄。整いすぎ&洋装似合いすぎ。
艶やかなキャラクターも,衣装もばっちり決まってた佐藤江梨子も◎。
阿部さんの妻役(けど罪悪感なく浮気するよ)の水野美紀は役自体がありえないくらいウザくて半笑いになった。

最後,役者も観客もやりきった!みたいな不思議な充実感と一体感と疲労感感じながらの拍手とカーテンコールは,今まで経験したことのない感覚でちょっと面白かった。
個人的にはカーテンコール時,隣に立ってる松尾敏伸さん(水野美紀の浮気相手役)よりも顔も小さくて背も高くて膝の位置も全然上だった長谷川さんに笑った(笑いながら目を剥いた)。
ジュノンスーパーボーイコンテスト準グランプリ相手にそれですか。
あと,パンフに「蜷川さんにいつも長谷川は考えすぎるとか言われて」的なことが書いてあり苦笑。
ここにも持ってくる演技プランの8割方使えない人いたよ!(笑)

さ,次の監禁は来春のヘンリー六世かなっ。
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