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ネジと紙幣[ネジと紙幣]。

森山未來くんの初ストレートプレイ主演作。
待ってました。
「溶解(仮)」で出てた仮チラの時からずっと待ってました!

…ま,例によって今度はどーしても出たい研修(しかも2つも)とかぶってですね。研修をどっちか選ぶだけでも断腸の思いなワタシにこれ以上どうしろとと。
軽く泣き入りつつ最早半ギレで千秋楽のチケット,里子に出しました。
プロモーター先行で取った良い席だったのにな…。
で,代わりの今日の公演,カンパニー席解放のお知らせを遠くオレゴンの地で受けまして。戦々恐々としながら携帯で予約したのも良い思い出。

based on 女殺油地獄,なので。
“女殺”で“油地獄”,なそのシーンを,どう見せてくれるんだろうってのがやっぱり一番興味津々。
けど,そこに至る経緯をドライ且つ案外丁寧に描いていたのが予想外だった。
人間くさくて,生っぽい感じもするんだけど,冷淡だよね>倉持演出。
熱血あんちゃんを好演していた細見さん含め,なんとなくワケありな,噛み合なくてバランスの悪い歪んだ主人公一家のシーンを観ている時の居心地の悪さったら!(嬉)
いやーな,ヘンな気分にさせてくれる芝居も演出家も役者も大好き。

東急ハンズの袋の罠とか,長谷川くんとキャバ嬢の子のキャラだとか,クスリとさせてくれるところもちょっとずつの息継ぎのように混ぜつつ,最後,気付けばもうどこにも後戻りできないところまで追い詰められていて。

ラストシーンの,あの,切羽詰まったエロさは異常。
金欲しさの殺人の場面なのに,ドキドキするくらいに艶かしい。
機械油にまみれて滑って転げて這いずって,どうにか抵抗しながらも尚刺されての,ともさかりえの油塗れな姿は本当にちょっとすごいことになってた。
最後,執拗に何度も何度も繰り返し手を洗う未來くんの姿の,何とも言えず取り返しのつかない感じがとっても良かった。

木刀片手に大概な斜度の土手を駆け上がり最上部でジャンプしながら長谷川くん@チンピラ役を殴りつける(もちろん木刀で)なんつー荒技を繰り出すその身体能力に相変わらず舌をぐるぐるさせられながら。
あまりに自然でしかもすごくイイので。
ストレートプレイ初主演だなんてことはすっかり頭の中から抜けてしまってた。
怖い子だと思う。
(子,て。)
未來くん。
観る側を,落ち着かなくさせる役者だと思う。
ざわざわと,心に波を立てるような。
そんなことをその眼差し一つ,すっと立つその姿一つで難なくやってのけてしまう。

だから,その次,を追いかけたくなるんだろう。きっと。
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