門外不出の[受胎告知]が来る!
日本におけるイタリア2007-春-の公式イベントのひとつ、ダヴィンチ展。
その目玉、[受胎告知]の貸し出しについてはイタリア国内で反対意見がかなり出たようで。
最終的には議会採決をして、日本との友好の証、として貸し出すことになったという。
棚ぼた的に発生した平日のOFF。
これを逃す手は無い!と思って行ってきました西新宿の金券屋で招待券買って(苦笑)。
第一会場、本館の特別室に[受胎告知]を、第二会場の平成館ではウフィツィ美術館の企画展The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Workを再構成した展示を。
あと、平成館の特別室にはダヴィンチが製作したとの説がかなり有力な、テラコッタ製の天使の胸像も展示されていました。
平日の昼下がり、雨降り、しかも寒いという悪条件が影響し、全く待たずに見て回れたのは大ラッキー。
特別室の奥の壁の中央にある[受胎告知]に向かって並行に、緩やかな傾斜をもった九十九折り状に設定された順路をゆっくり進んで。
[受胎告知]の前を通る順路のも一つ手前の順路の中央、5mの距離から全体をじっくり。
もちろん出来る限り牛歩で[受胎告知]の前も通過して目の前で観覧して。
…すごかった。
むしろ異様だと思った。ちょっと怖かった。
TOO MUCHなんだと思う。
いわゆる緻密、という範疇を遥かに凌駕してしまっている、と思う。
この作品をダヴィンチの眼だというのであれば、明らかに視覚情報の取り込み過多。
知覚したもの全てを、そのまま、僅かな狂いも許さず正確に再現する、そんな願望に取り憑かれてしまっているようにも感じられるほどに。
どんな小さな領域を見ても、そこに描き込まれているのは物凄く膨大な情報量で。
この作品が存在するそこだけが、質量がおかしくなってしまったような。
逃げ場がない。息を抜けない。隙がない。
感情を揺さぶる刺激的な、迫り来る圧倒感でこちらに訴えかけてくるのではなく。
そこにただ存在する、ひたすら静謐な存在感に私たちが勝手に圧倒されるのだろう、きっと。
本館を出た後、少しくらくらしました。
第二会場も第二会場で、明大図書館に保管されてる手稿のファクシミリ版なんかを展示しながら、ダヴィンチの頭脳の中身を、その鋭すぎる知性の輝きを、愚鈍な凡人にもちっとは分かるように噛み砕いて解説してあって。
…この人の完璧主義といえば聞こえのいい拘り傾向と執着と、世界全てを森羅万象を貫く法則と真理を理解したい、把握したいという欲求は、おんなじ根っこからきてるモンなんだろうなぁ、なんて考えながらぐるぐる歩く。
[受胎告知]とは別の意味でブツが多くて情報過多です!(汗)
スフィルツァ騎馬像の1:1スケール模型の前足部が展示室の壁から客を踏み付けんばかりの迫力でにょっきり出ていたり。
全長9m近くになる馬の脚が頭上に!
…黒王号に踏み潰されるザコ敵の気持ちがよくわかりました(笑)。
つか、これ、名古屋の国際会議場のアレなのかぁぁ。
見覚えありまくり。
hideちゃんのソロツアーとかLUNA SEAさん公演とかでセンチュリーホール行く度に何だろなーこのでっかい馬?て思ってたんだけど、そうですかダヴィンチさんのでしたか。
あれこれ見ていて気づいたらあっという間に閉館間近に。
14時半過ぎくらいには入ったんですがねー。
3時間くらいを設定してるんだろうな、観覧に必要な時間。
結局最後の最後はちょっと早足で見て。
閉館時間に外に出ました。
客に外国人の姿が結構あったのが印象的だったな。
明らかに英語以外の欧州系の言語を喋ってる人たちが2~3人で来てたり。
そうだよなー誰にとってもこの[受胎告知]の公開って貴重な機会だよなーって改めて思った。
面白かったけど、脳がすっごく疲れてる(苦笑)。
2000円と良心的な図録とウィトルウィウス的人体図のポストカード買って。
銀座線で一本、渋谷行ってお茶して結局ずいぶん夜遅くになってから帰りました。
日本におけるイタリア2007-春-の公式イベントのひとつ、ダヴィンチ展。
その目玉、[受胎告知]の貸し出しについてはイタリア国内で反対意見がかなり出たようで。
最終的には議会採決をして、日本との友好の証、として貸し出すことになったという。
棚ぼた的に発生した平日のOFF。
これを逃す手は無い!と思って行ってきました西新宿の金券屋で招待券買って(苦笑)。
第一会場、本館の特別室に[受胎告知]を、第二会場の平成館ではウフィツィ美術館の企画展The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Workを再構成した展示を。
あと、平成館の特別室にはダヴィンチが製作したとの説がかなり有力な、テラコッタ製の天使の胸像も展示されていました。
平日の昼下がり、雨降り、しかも寒いという悪条件が影響し、全く待たずに見て回れたのは大ラッキー。
特別室の奥の壁の中央にある[受胎告知]に向かって並行に、緩やかな傾斜をもった九十九折り状に設定された順路をゆっくり進んで。
[受胎告知]の前を通る順路のも一つ手前の順路の中央、5mの距離から全体をじっくり。
もちろん出来る限り牛歩で[受胎告知]の前も通過して目の前で観覧して。
…すごかった。
むしろ異様だと思った。ちょっと怖かった。
TOO MUCHなんだと思う。
いわゆる緻密、という範疇を遥かに凌駕してしまっている、と思う。
この作品をダヴィンチの眼だというのであれば、明らかに視覚情報の取り込み過多。
知覚したもの全てを、そのまま、僅かな狂いも許さず正確に再現する、そんな願望に取り憑かれてしまっているようにも感じられるほどに。
どんな小さな領域を見ても、そこに描き込まれているのは物凄く膨大な情報量で。
この作品が存在するそこだけが、質量がおかしくなってしまったような。
逃げ場がない。息を抜けない。隙がない。
感情を揺さぶる刺激的な、迫り来る圧倒感でこちらに訴えかけてくるのではなく。
そこにただ存在する、ひたすら静謐な存在感に私たちが勝手に圧倒されるのだろう、きっと。
本館を出た後、少しくらくらしました。
第二会場も第二会場で、明大図書館に保管されてる手稿のファクシミリ版なんかを展示しながら、ダヴィンチの頭脳の中身を、その鋭すぎる知性の輝きを、愚鈍な凡人にもちっとは分かるように噛み砕いて解説してあって。
…この人の完璧主義といえば聞こえのいい拘り傾向と執着と、世界全てを森羅万象を貫く法則と真理を理解したい、把握したいという欲求は、おんなじ根っこからきてるモンなんだろうなぁ、なんて考えながらぐるぐる歩く。
[受胎告知]とは別の意味でブツが多くて情報過多です!(汗)
スフィルツァ騎馬像の1:1スケール模型の前足部が展示室の壁から客を踏み付けんばかりの迫力でにょっきり出ていたり。
全長9m近くになる馬の脚が頭上に!
…黒王号に踏み潰されるザコ敵の気持ちがよくわかりました(笑)。
つか、これ、名古屋の国際会議場のアレなのかぁぁ。
見覚えありまくり。
hideちゃんのソロツアーとかLUNA SEAさん公演とかでセンチュリーホール行く度に何だろなーこのでっかい馬?て思ってたんだけど、そうですかダヴィンチさんのでしたか。
あれこれ見ていて気づいたらあっという間に閉館間近に。
14時半過ぎくらいには入ったんですがねー。
3時間くらいを設定してるんだろうな、観覧に必要な時間。
結局最後の最後はちょっと早足で見て。
閉館時間に外に出ました。
客に外国人の姿が結構あったのが印象的だったな。
明らかに英語以外の欧州系の言語を喋ってる人たちが2~3人で来てたり。
そうだよなー誰にとってもこの[受胎告知]の公開って貴重な機会だよなーって改めて思った。
面白かったけど、脳がすっごく疲れてる(苦笑)。
2000円と良心的な図録とウィトルウィウス的人体図のポストカード買って。
銀座線で一本、渋谷行ってお茶して結局ずいぶん夜遅くになってから帰りました。
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