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hedwig01.jpg観てきました。

三上ヘドウィグが観たかったな,という思いは相変わらず。
でも過去の作品にだけ囚われていてもしょうがないし,観ないでアレコレ云うのも違うでしょと思って取った,“ツアーファイナル”の最終日のチケット。

東京厚生年金会館。
大ホールのレイアウトはとりあえずどこからでも見やすいから嫌いではないんだけど。如何せん不便すぎる。
新宿駅方面からてくてくてくてくてくてくてくてく歩いて到着。
一服しつつお茶飲んで上がった息を整えて。
ロビーを抜けて客席に向かった,ん…だけど。

なんか,客層がフツー。
よくあるフツーの芝居の客層って感じで,その会場の雰囲気に驚き。
ヘドウィグって,もっと熱狂的なファン(HED-HEADな人たち)が発生してたように思うんだけど…いないのかしら,そういう人。

前は場所柄,ちょっとその辺で仕事してまーす観終わったら職場戻りまーす108.gifな方たちも結構いらしてたように記憶しているのだけど。

演出の鈴木勝秀がイメージしたのは,“瑞々しいヘドウィグ”だとフライヤーか何かで読んだ。
確かに,その狙いは間違ってないしある意味バッチリでした。
言い方かえれば,それ以外を狙うわけにはいかない事情があった,んでしょう,きっと。
初々しい山本耕史,初々しい中村中。初々しいヘドウィグとイツァーク。

私の印象的には「なりたて」のヘドウィグ。
きっと,あと15年くらい,ずっと同じように同じところをぐるぐるしたらイイ感じに(=ダメな感じに)擦れて,すれっからされて,それ自体を諦めて,受け入れて,うっかり少しだけ優しくなったりして,そうやって三上ヘドウィグや,J.C.ミッチェル・ヘドウィグになるんだろうな,っていう。
…だったら15年後のあなたに逢いたかった。

劇中歌を原作通り英詞のまま歌ったり,冒頭の登場シーンだったり。
演出自体は原作に忠実だったかな。
でも,作品自体は前作の方が原作の核に,より近いところにあったんじゃないかと。

ごめんなさい,正直半生の独白シーンは厳しかった。
ダレて眠かった。
東ドイツを離れる経緯はともかく,アメリカにきてトレイラーハウスでの暮らし~トミーとの出会い辺りは映画のシーンでも三上ver.でもちょっと厳しく感じてて。
ちょっと,今回も,がんばりどころになってしまった。ムム。

衣装もフツーにフツーで,全体的に毒ッ気の薄い,口当たりのよい[HEDWIG AND THE ANGRY INCH]でした。

スズカツ演出は,ストレートプレイで是非観たいです。

個人的に。

やまこうさん。
ふとした瞬間に,受け口っぽくなる,その表情がワタシはそもそも得意じゃなくて。
微妙だなーと思っていたんだけれど。
2階席からだったから,そんな細かなところは全く目に入らなくて問題なかったんだけど,体型が…。
細いんですよ。じゅーぶん,じゅーぶん細いんです。それはわかるんです。
でも,こんだけ細いやまこうさんがこんなにぬぼっとデカく観えるってことは三上どんだけ細いんだよっていう(涙)。
しっかり男の子!なやまこうさんの肩幅にビビッてしまい独りわたわたしました。
だって水球の選手みたいなんだもん。
ざぱぁぁぁって水中から出てきてぅらぁぁ!!てすっごいシュート決めそうなんだもん。
こわいよー(怯)。

でもって中村中。
彼女の演技プランがよくわからん。
特にラスト。
イツァークってドラァグなんだよね?
トランスジェンダーなんじゃなくて。
あれ?原作のイツァークてガワは男に生まれたけど中身は女,なG.I.D.なんだっけ?
私の理解的には,ドラァグのみなさんは普通の女になりたいわけじゃなくてドラァグであることに意味を見出している,と思っているんだけど。
ラスト,白いスリップドレスのフツーにきれーな女の子になって登場したイツァークに激しく違和感。

自分についてくることを許すその代わりに,ドラァグの格好をすることは禁止。
そんな条件を出したヘドウィグが,ラスト,「いいよ」ってイツァークの頭にウィッグを乗せてあげる。
それって,イツァークが置いてきた「ドラァグとして在ること」を返してあげる「いいよ」だと思ってたんだけど。
ワタシの解釈とスズカツさんのそれは,どうも違ったようだ。むう。

hedwig02.jpg

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