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Elizabeth.jpg今のうちにちゃんと観ておこうシリーズ第二弾。
(ちなみに第一弾は美輪様です)
今年はToDoリスト消化しますよっ!

でもなんでまた最前列来ますか…orz
最前はステージからの諸々をダイレクトに浴びすぎるから仕事帰りとか疲れてるときはキツいってゆってるじゃない…(苦)。

えーと,'62年にリンゼイ・ケンプ24歳でカンパニー立ち上げだから,今年で御年70?!70歳で現役か!すごいな!(ていうか恐ろしい)

はじまりは,指を銜え,うつろに宙を見つめるエリザベスが一人,ただ立ち尽くしているシーンから。
老いたエリザベスを演じる,老いたリンゼイ・ケンプ。
メアリーI世崩御の一報(とそれに伴うエリザベスの即位)が,回想のスタートとなるんだけど。
動き出したエリザベスは,ふわりふわりとまるで重力なんかないみたいにステージの上を舞っていて,その,追想に漂うように(躍動感では決してなくて)動く体躯に,目を奪われる。
言葉なんて,まるで必要ない。
エリザベス以外の登場人物が話す最低限の台詞と,オペラのように歌われる歌。
舞台装置もとてもシンプル。

リンゼイ・ケンプをはじめ,ステージの上に立つダンサーの,その体が何よりものすごく雄弁なので。
そしてその身を包む衣装がとっても豪奢なので。
それ以外に,別に何もいらないよね?って。

観終わって,家へ帰る道すがら。
ふと気づいたらワタシ,完全にお芝居を観た気になっていた。ダンスじゃなくて。
その瞬間に,本気でリンゼイ・ケンプの凄さというか怖さを実感したね。
別に見てないよ!今日は芝居は!!と内心一人でつっこんだ。

衣装,すばらしかった。
美しいだけじゃなくて,ユーモアと皮肉と,猛毒が混ざってる。
衣装担当のサンディ・パウエル,その名前も,キャリアをもともとこのカンパニーでスタートさせた人だって事も知らなかったけど,そのキャリアを聞いて納得。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の衣装の方なんですね…!
もっといえば「恋に落ちたシェイクスピア」「アビエイター」でオスカー貰ってて,今度公開する「ブーリン家の姉妹」の衣装の人で,好きで好きでしょうがない「ベルベット・ゴールドマイン」もこの人!
もう文句なんて出ないよね。

でも,ひとつだけ贅沢言わせてもらえるなら,できれば,7列目くらいの,程よく全体を眺められる位置から観たかった,かな…と。
なんかもー凄まじすぎて圧倒されてしまって正直へたれた。
完敗って感じ。
コクーンからの帰り,渋谷の雑踏が超キツかった。
お茶をする気力さえ残ってなかったってのがねー。

今観た作品に満足しつつ,「あー。20年前に,観てみたかった…」とどうにもならない思いを抱えるのも「ちゃんと観ておこうシリーズ」の特徴といえば特徴。かな?(笑)
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