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black_lizard.jpgやっぱり一度は観ておくべき。
       &
だったらそろそろ行っておくべき。

だろうなーと思って。
行ってきました。美輪明宏's黒蜥蜴。

チケット取った時に、金曜の職場の受付さんに
「黒蜥蜴観に行くんですよ~」って言ったら、

「あら~私たちも行くわよ~。ココの警備員さん
 出演するから関係者でチケット取ってもらったの」

て。
…なんですと?!

パンフ見たらその他大勢要員だけど,
ちゃんと写真&簡易プロフィール付きで紹介されてて。
「趣味のボクシングは国体3位の腕前」って記述に,だから警備員なのね!と深く頷きました(笑)。
世の中色々だなー。
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だいすき。

気付けば観に行かなくちゃのお芝居がたくさん。
チケットちゃんと取ったものも,まだなものも。

だいすき。だいすき。

 黒蜥蜴
 PIPPIN
 道元の冒険
 五右衛門ロック
 羊と兵隊
 ウドンゲ
 リンゼイケンプカンパニー

 から騒ぎ
 ベントラー・ベントラー・ベントラー


「道元」と「五右衛門」と「羊」と「ウドンゲ」が完全にかぶってて,
「から騒ぎ」と「ベントラー×3」がリンゼイケンプにびちっとかぶってくる感じ。

スケジュール管理キッチリして,秋にも備えましょ。

展覧会も行きたいのだけど,平日の昼間の休みが秋までなさそうで残念ながら見送りー。

20080503cityboys.jpg1年ぶりのお久しぶり。
今年もおじさんたちの季節がやってまいりました。
もうワタシこれがないと毎年5月をどう過ごしていいかわからない。真剣に。

今年の共演ははおなじみの中村有ちゃんに,初舞台で初シティボーイズ,ピエール瀧
昔から出ていましたっけ?て位,ありえないホドにシティボーイズの空気に馴染んでて笑った。
さすが瀧。
油断ならない。

タイトルに「オペレッタ」ってついてたけど,ま,全然関係なかったよね
(余裕で予想通り)
(笑)。

一応オープニングのネタが,おじさんたちと有ちゃんがフリルシャツにシルクサッシュ,びしっとパンツを身につけて,「ピエーレさぁん~♪」「ピエーレさんはど~こ~♪」などとそれっぽくエエ声で歌いながらピエーレさんを探してたんで,ソコ?かな?と>オペレッタ部

本当に恥ずかしそうに軽く俯きながら歌おうとする大竹さんに初っ端から撃沈。

ちなみにオチは瀧がボブスレー乗ってぴっちりコスチューム着て,わきからドーン!て(笑)。

仕事に飽きて軍服に着替えてみました!コントの軍服着たまま会社出ちゃって
(他の4人はスーツに着替え直してる)
じゃ,また明日!て分かれたはいいけどスーツも鞄も財布も閉まっちゃった会社の中,な有ちゃんが先刻までの意気揚揚ぷりとは物凄い対照的にしょげてメソメソしながら隠れるように徒歩でおうちに帰るしょんぼり感なんかも。もー。

くそーみんなカワイイなぁ。

「オレは役者だから犬のウンコでも泣ける!!」と言い張る斉木さん。
その大口に付き合ってお外にロケ行っちゃう制作。
犬のウンコの傍らにしゃがみ込みながら「いや~ホラ,もうじわっと来てるよ」とか言いながら全然泣けなくて,最後,「やっぱムリだわ。うん。犬のウンコじゃムリだね。…スミレが綺麗だねー」て。
あの雰囲気でしれっと言うし。

「どう見ても60絡みの初老の男が元上司の息子」コントのシュールさと瀧の当惑ぶりと大竹さん(息子)のボケぶりが今年のベストだったかなーと。

あと,久しぶりのWOWWOW放送ピー音入るか?!なぶっちゃけ覆面トークコント。
アメリカ」ってお題で「オレはヒラリーとだったらヤれる!!」て宣言するのヤメテクダサイ大竹さん。怖いから。
あと,「白人か黒人かだったら断然白人だよね」みたいなことを言うのもヤメテクダサイきたろうさん。
でも,「中国」てお題になると,いいんじゃない聖火リレーとかさ,とか何とか急に口篭りだすのもなんかリアルすぎてやばい匂いです。

WOWOWのカメラ入ってるのに愉快なほどにぐだぐだで。
きたろうさんセリフ忘れて立ち尽くすわ,瀧もアウアウ言うわ,そうかと思えば大竹さんまで喋り出し間違えて立ち上がんなくていいトコでぴょこん!と立ち上がっちゃって。
まんまと瀧に「あんた何立ち上がってんですか!今立つトコじゃないでしょう!」突っ込まれるし。
勿論斉木さんもダメ~で,大竹さんに「オマエはもうちょっとセリフをはっきり喋れよ!!」て,すっごい怒られてた。
でも,斉木さん「いんだよ芝居は雰囲気がわかればっ!」って反論して,「オレ,おまえに突っ込んで言い返されたの初めてだわ」て逆に大竹さんをビックリさせてた。

同日のマチネに行った人に,ソワレだめだめだったんですけどーって確認したら,マチネもカメラ入ってたのに大概ぐだぐだだったらしいことが発覚し(苦笑)。
いやーマジ今年のWOWOW放送大丈夫か?

こう,油断するとおじさんたちの「かすかすクラブでごじゃりますがな~♪」いう声が頭の中に響き渡る感じでね。
参っちゃうなぁ。

流石にみなさんお年を召してきて,体力的にアレな部分も出てきたのか,数年前のようにムダに舞台の端から端までバタバタ走りまくるような類のネタはなくなったけど。
でも,その代わり,いろんな意味で狡いネタが増えたと思うわ。

来年も,再来年も,勿論その先も。
こうやってうひゃうひゃおじさん達に楽しませてもらえ続けられることを期待しつつ。
大竹さん曰く「読みにくいパンフ」をお買い上げして,帰路に着きました。

…ジャニーズが芝居に絡むと争奪戦が途端に苛烈になるので正直勘弁して欲しい(涙目)

FC優先予約でも確保が難しかったチケットを頼み込んで1枚譲ってもらって,勤め先に早退申し出て,どうにかこうにか青山劇場に辿り着きましたよー。

今日のお席は1階V列やや下手。えーと最後列ですな。
以前[吉原御免状]で実質最前列のXB列座ってるので,なんだか青山劇場の客席を制覇したような意味の分からない感慨に浸りかける。違うから。

18時始まりで1時間半の一幕のあと25分の休憩を挟んで二幕は2時間。
終演21時半の3時間芝居だったんですが。

・スクリーン使って説明しないと成立しないような作品は芝居じゃない。
・長ッ!前半30分,できれば後半も15分削ってびしっとタイトでショートに纏めて欲しかった。
・青木脚本すげー良い。いのうえ演出すげー良い。でも,合わさると,あれれれ?
・大道具というか舞台装置が今イチびみょー。[阿修羅城]のアレを組んだ技術力はドコに…。
・すごいよ!新感線なのに登場人物が誰も成り上がらなかったよ!!
・森田剛の小ささに驚愕。戸田恵理香と同サイズて。
・↑↑の2人が登場一発目の第一声から声枯れてるのにもびっくり。

∴ 敢えて新感線じゃなくても良かったんじゃ。


そもそも。板の上で,役者が,頼るべきは其の身一つで客の前に立って,そうして全てを表現してこその芝居,だと思っているので。
客を世界に引き込むという効果を狙ってのト書きスクリーン利用は舞台演出としてアリなんだけどさ。
そうしょっちゅうしょっちゅう「説明」する目的で暗転タイミングでスクリーン降ろして映像やらト書きを映し出されると,ね。それって芝居か?と思ってしまうわけで。
物語が凄く良いのは間違いないので,むしろ書籍や映画って形で出合いたかったな…と。
そんな舞台演出頻繁でさ,3時間なんて長い時間拘束されちゃうと正直テンションも上がらない。

ラスト…そう,ラスト15分は本当に本当に圧倒的で。凄い力で揺さぶってきて。
ああ,やっぱすごいなぁ,と素直に感嘆した。
だけど,でも。
その素晴らしいラスト15分のための,それまでの長い長い2時間45分だったよね,って。

いのうえさんの演出は,ヒーローがいてこそだと思うんだ。
おばか芝居でも客の目全部にしてやんぜ!な男前芝居でも。
ベビーでもヒールでも頭良くても悪くても,どんなキャラであったとしても。
そんな人物が常に常に中心にいて,文句なくずっとスポットライトが当てられた上でのヒーロー活劇。
特に「いのうえ歌舞伎」はそんな作品が似合う,と思っていたので。
だから,この脚本だったら別の演出家の作品で観たかったなーなんて気がしてしまった。

くるーと回る田楽返しをふっと見たら,それこそ何の紙ふぶきが散ったのかって位とんでもない数の白いバミテープが貼ってあって,そういう意味では確かに装置換えの手際の良さはすっごい鮮やかだったんだけど。
でも,なんか,こまこましたのを手数多く換えてる印象が拭えなくて,説得力に欠ける感じ。
確かに野外(荒地)だったり城内だったり峠の宿の辻だったり花町の入り口だったり中だったり土佐だったり京だったり江戸だったり浦賀だったりと,場面が多種多様だったからある程度はしょうがない部分はあるんだろうけど。
でも,ああ,このセットが,このセットの組まれたこの舞台がこの芝居の世界を表してるのね的な説得力のあるものがなくて(スクリーン多用の弊害がここにも出たと思う),個人的に残念。

岡田くん→成り上がりませんでした。
田辺さん→出ずっぱな役だったのに成り上がらず死にました。
山内くん→謀られあっさり自害しました。
戸田恵理香→幸せ掴むと思いきや誤って毒殺されました。

ん,んー。

みんな死んじゃった!なバッドエンドは慣れてるし,むしろ結構好き。
でも,こう,誰も彼もが成り上がらず(わかり易いこの世の春を謳歌せずに)死んじゃうと流石にちょーっと物足りなさが。
そーゆーオラオラな感じが面白いのが新感線の良さでもあると思うので。

田辺さん,立ち姿は綺麗だったけどね…。
あと山内くん。ヅラしてるから出てきただけじゃ誰かわからん(苦笑)。
一声出してもらってようやく認識。いつもの辮髪のイメージ強すぎだ。
池田鉄洋さんは,まんまですな。TVで見る,あのまんま。良いキャラだ。ナイス竜馬。

あー,あと。菜月チョビさんの歌。終盤の,芝居の主題に絡むとても重要な歌でした。 
雰囲気があって,すごくいい曲。声質もぴったりだった。
でも,チョビさん,声質いいけど音域狭いよね。声量あるわけでもないし。惜しい惜しい。

そんな感じで,お連れと「んー?」て表情で顔を見合わせることが多かった,珍しい新感線芝居でしたー。

次回作の未來くんと古田さんの絡みに期待するよー。
ももちま!2回目の鹿殺し。
今日は[百千万-ももちま-]です。

前公演の[殺 ROCK ME]を観て(まちゃ狙いだったのは否定しないけども),なんとなーく,なんとなーく引っ掛かってたので。
これっきりにするにもご贔屓リスト入れるにも,どこか中途半端で決めきれない。そんなもにゃもにゃ。

どっちつかずの気持ち悪さ,抱えてる余裕があったらそのエネルギーは大切な好き!に注ぎ込みたいのだ少しも残らず。

て,ことで今日はワタシ的にTHE JUDGMENT DAY。
初めて行くハコ,駅前劇場だったんですが。
天井の低いライブハウスは大丈夫なんだけど天井の低い芝居小屋って何でこんなにダメなんだろう?
芝居始まる前に少々ヤラれ気味なワタシ。だめじゃん。。。orz

妙な圧迫感とのワタシの個人的且つこっそりな闘いはこの際置いといて。

結論。
鹿殺し,主題の選び方は多分嫌いじゃない。もしかしたら好き,かもしれないくらいには。
でも,どうも,ワタシの好みとは焦点の当てる位置と絞り方が決定的に違うくさいので,もういいです。
うん。

つうか,脱げばいいってモンじゃないだろ,脱げば(笑)。
第○話,第×話って形式で,5か6幕仕立てだったのかな?
その中の一幕が「前ばり芝居」ってなってて。前ばりいっちょの役者がうそんこ「銀河鉄道の夜」劇中劇をしてて。
必要性があって脱ぐ芝居も,必要性ないのに脱いじゃう芝居も嫌いじゃないけど。
脱いでも脱がなくても意味があんまない芝居はお好みでないです。
あと,最後みんなで笑ったら大団円!みたいなまとめ方もキライだ。安易に見えちゃうよー。

高校演劇もびっくりな暑くて青くて元気なテーマを仰々しく大真面目に掲げるんならそれも良い。
とことんやってくれればそれはそれで観ててとても面白い。
秘密絡み謎絡みのサスペンス要素入れるのなら,ぎっちぎちに緻密に組み上げて欲しい。
雑な造りのサスペンスなんて,お粗末なだけ。
個人的にはどっちかにきちっと寄せた方がまだ良かったなーと。そんな感想。

あと,オープニングとラストの「百千万」のテーマ。
役者が舞台上にわしっと立ち並んで歌うんだけど。
不協和音ちゅうか…不協和音にもならない…んーなんつーか,二部にパート分けて歌わせるのにビックリするほど渾然一体ゆうか,キーが全く以って分かれていないので,どっちの声(歌詞)もぶつかり合っっちゃって全然クリアに聴こえる瞬間がないっちゅー。

何のネタかと思って一瞬吹き出しそうになったけど,周りの雰囲気みてネタでも何でもないことに気付いて慌てて吸い込んだよ息。
誰だ!作曲したの!(笑)

オレノさんの体の細さとキャラは結構好きなんだけど。
でも,それだけかなーって。
うーん残念。
ワタシの中で,昔の,ピスタチオ的な劇団として持っておけたらいいな,なんて。
考えていたんだけど,ね。

あとは,演出・主演役者のチョビさんが新感線の[IZO]の劇中歌1曲歌ってるらしいとか,その辺をどんなもんかなーって確認しに行く感じかしら。
テイフクライト確か。
何かもうやってられねー!ってなって。
むしゃくしゃして取った気がするよ。
テイクフライト

Jの悪夢を見た日だったかな?(苦笑)

だって,一般発売してから随分経っているのに,残席状況見たら平日ソワレで14列目なんかがまだしっかり残ってるんだもん。

じゅんじゅんと成志がライト兄弟ってので元々ちょっと興味はあって。
城田優も出るし,気分転換にイケメン鑑賞も悪くない。

2日前のフィリップ・ジャンティで。
劇場入り口に設置された公演ポスター。
…の下に。
「こちらの公演はフィリップ・ジャンティ[世界の果て]です。
 [テイクフライト]の会場は東京国際フォーラムとなります。
 東京国際フォーラムへは渋谷から有楽町へ…」

と注意書きがあるのを発見してしまっていて。

えっとそれってもしかして…?
プロデュースがパルコ劇場だからって,パルコ劇場来ちゃったうっかりさんがいるってことかぁ!
しかも注意書き出すくらいには。
天海祐希と城田優のミュージカル,パルコ劇場でやったら流石にパルコ劇場壊れると思うよ…(苦笑)。
つうか,本気で会場間違えてて,開演ギリなんかにパルコ劇場着いちゃったら痛いよね。
渋谷-有楽町なんて,どこにもショートカットないもん。30分諦めて山手に揺られるしかない。
私も気をつけよう…。

その他,ちょこちょこと面白ネタがあったりして,観に行く前に既に結構楽しめた[テイクフライト]。
仕事をキッチリ定時で終えて,お化粧直して,途中日本橋にご用で寄り道して。
観てきましたよー

ミュージカルって,見てる間,脳ミソの大事なトコロ八割方停止させてていいから基本楽でいいよね。
胸が痛くなったり後味悪くなったりしないから。

じゅんじゅんと成志,がんばってた。
めっちゃがんばってお歌うたってた。
どーしても出てきちゃう,いい意味での彼らのいつものお遊び要素が完全にナリを潜めてた。
がんばりすぎ(笑)。
じゅんじゅんのともすると「兄者!」とか言い出しかねない弟ぷりが良い感じでした。
[エビ大王]の河原まちゃとの日直月直とか,[噂の男]のさとしさんとのコンビとか,じゅんじゅんはこーゆー絡みをするとバ ツ グ ン に 可 愛 いよね!
2人でそろいの三ツ揃え来て,お帽子被ってるビジュアルだけで既に十分可愛いのに。
成志が意外に歌えてて,びっくりした。それよりも何よりも,胡散臭くない成志にビックリだった(笑)。

物語冒頭,この2人のシーンから始まって,しかも早速のお歌だったんだけど,「ハエッ,ハエッ … ♪」と砂漠を飛ぶハエを叩くフリのハンズクラップでリズムを刻むコンビネーションも可愛く決まり。
第二幕,有人飛行成功への足がかりとなるヒントを掴んだウィルバー(兄・成志)と,じゅんじゅんのオーヴィルとの「The Funniest Thing(おかしな事)」。
掛け合うように絡む2人のパートと,小気味良いリズム,コミカルなダンス(ダンス?)とばっちりなハモり。客席に向かって「皆さんもご一緒に!」なんて言ってみたりして。
すごくすごく楽しくて。
とっても大きな拍手を客席から貰っていました。

天海祐希。相変わらずキレイだった。
NODA-MAPの[パンドラの鐘]で観て,この作品で2回目。
この人の凛とした空気感が好き。
でも,今回アメリアの歌が全て,ソプラノだよね?かなりキー高くて,たぶん,天海さんの得意な(歌いやすい)キーとは少し合ってない。
ちょっと,ほんのちょっとだけ苦しそうに聞えてしまう。勿体無い。
でも,美人だから許す(結局はワタシのジャッジなんてそんなもんだ)。

城田。
城田優さま。
のどの調子,万全なご様子で,何より…何よりでございます。
ワタクシ,とてもとても安心いたしました。……(笑)。
つか。つか。

なんかフィギュアみたいな人がいるよぉーっ(涙)。←誉め言葉

生で初見のワタシの第一印象は,着ていたパイロットの衣装の影響もあり。
独りありえない頭身で舞台に立つ城田を見て,動揺しすぎて逆に少し笑いました(爆)。
ホント,びっくりするほど整ってんね,この子。
しかも期待以上にガッツリ声が出てて嬉しい限り。歌,上手なだけじゃなくて声量も十分。
舞台に立つ人がするべきお仕事が,ちゃんとできる子,好きよ。そうじゃないのが案外多いから。

M-ONだったかな?なんかのプログラムのマンスリー担当なってたのを偶然見かけたときは,ほっぺとか肩から二の腕にかけてとか,ちょっとどうかと思うほどすっごいぷにってて,「コレが世間がイケメンイケメン持て囃すタレントなんだろうか…?」と本気で悩みましたが。
カールのかかった薄茶の短髪,ちゃんとぱっきぱきにシャープな顔のラインを素敵に強調してて◎。
眼福でした

美人な城田と,美人な天海さん。
がんばってる可愛いじゅんじゅんとつられて一緒に可愛いっぽくなってる胡散臭くない成志。
楽しめました。
純粋にそれ以上もそれ以下もなく,楽しめたーて。
そんなひとときでした。
うむ。

世界の涯て観てきたー。

楽しみに楽しみに楽しみにしてた,
魔術師フィリップ・ジャンティの新作。
[世界の涯て Lands End]。

気付いたら来日ツアー決まってて。
あうあう言いながらチケット確保したら
千秋楽なのに前から2列目のど真ん中。
きゃーそんな前の席困るわー!

このカンパニーの公演に関してだけは,
舞台間近の迫力と臨場感とかよりも
ほど良く離れた位置から全体を見渡しながら
観たいんだよなー。
舞台の片隅でも,ふ,と視線を移すと何かが起こっているから。
前過ぎるとどうしても一度に見られる範囲が小さくなってしまって惜しい思いをする。

2000年の[密航者]から観るようになって,今公演で4作目。
あいかわらずの魔法使いっぷり。
舞台の上,そこに存在するモノの生命の有る無しの境目が,どんどん曖昧になって,
そういうことは実はどうもあまり大した事ではないのじゃないかと思わされる感覚が好き。
人形が,人間の様に動き,人間が,人形の様に動く。
どっちにしたって,そう,大差はない,んだろう。
きっと。

羽音をたてて飛ぶ,人の顔を持つ大きな羽虫,すごかったなー。
文楽の人形のような要領で,ダンサー達が操るんだけれど(文楽と違って大人数で)。
見事。
赤いシンプルなワンピースを着た女性と絡むその姿は,完全に生き物になってました。
人形の顔のはずなのにちゃんと表情が変わって見えるのがコワイ。凄い。
ダンサー…というかパフォーマーがみんな,本当に見事としか言えないレベルで
きっちり人形を扱えるのも普通に考えてとんでもないことだと思うんだ。おそろしい。

ゆるゆると現実から剥され,ぺらりと宙を舞いそうな。そんな1時間半でした。

また,日本にいらっしゃるのを楽しみに,本当に楽しみにしてお待ちしております。

欲望という名の電車[欲望という名の電車]。

この作品といえば,文学座の杉村春子さんのブランチと北村和夫スタンリーがまず最初に挙がるんだろうけど。

新劇が,やっぱりちょっと肌に合わないので。
そして細切れの映像で見る色んなブランチの雰囲気が微妙に鬼気迫ってて怖かったので。
2001年ブランチ篠井さんVer.初演の時も,この前の,スタンリーが古田さんだった公演も,何となーくムリかな~?てスルーしてた。

で,何となーくスルーした古田スタンリーVer.がえらく評判が良かったのと,ココ最近,3軒茶屋婦人会やらで少々個人的に篠井さん熱が増してるのと,そろそろ腹括って観ておかないとな,とちょっと諦念にも似た覚悟ができてきたのと,スタンリーが有起哉さんだったのと,…そんなような要因があれこれ重なって。

気付いたら手元のチケットの形になってた。

微妙にてんぱってる中,観に行ってみましたが。

まず。
何よりも。

スズカツさん。やっぱストレートプレイがいいよ。やっぱいい。凄くいい。
腹に重くクる後味,すごいと思う。
もう何かロックミュージカルとか演出しなくていいです。まじで。

そしてスズカツ作品に出てる伊達君がむしょーに好きです(笑)。
芝居始まってから,伊達君出てるの気付きましたが。
篠井さんと有起哉さんしか気にしてなかったから,ノーマークだったのでちょっと儲けた気分。
伊達君の好青年っぷりにやられました。
ブランチじゃなくてもうっかり嫁に行きたくなる好青年っぷり。
でも何となく貰ったはいいけどすぐ嫁に逃げられそうな雰囲気が拭い去れない好青年。可愛かった。

…有起哉さんの背中とか脇腹とかが微妙にたぷついてたのはできれば見たくなかったです(苦笑)。
しゅっとしたイメージの役やってた[メタルマクベス]時に比べて,だからたぷって見えるのもしょうがないとは思うんだけど。
でも,なんだか,顔がちょっと…筧さんと区別つかなくなってたよー(爆)。
ま,それはともかくとして。
粗野な北村スタンリー。ぞくぞくした。途中,キツくてちょっと顔イーッてなったもん。

篠井さんは篠井さんという存在以外の何物でもないので,それでいいと思います。
好きすぎ。
背中華奢すぎだよ。
何なのあの色気。あの雰囲気。
文句なんてあるはずもありません。すいません,修行します。

スタンリーとブランチ。スタンリーと,ステラ。
舞台が南部,だからなんだろうなぁ。
粗野で強い男に,基本慎み深くて自己主張なんてしない,三歩下がって後をゆく,南部の女。
そんな感じがとってもわかりやすく表されてた。

ブランチに誘惑されかかる,新聞集金人役のTakuyaって男の子。
ミュでブレイクした子らしーんだけど。
(氷帝の芥川慈郎役やった子だそうだが,知ってる人情報プリーズ!/笑)
メンツ的に,完全に力負け。
存在がもう軽ーくなっちゃって可哀想なくらいだった。
がんばって!アナタ悪くないから!周りがちょっと化け物じみてるだけで!
もちょっと修行積んでまた来いな!な!

最後のシーン。
心がぎぎっと苦しくて。
ちょっと吐きそうなった。
入り込みすぎたというか,気付いたら引きずり込まれてた。
泣いて,喚いたら,ちょっとは楽になるのかな?て一瞬そう思うのだけど,次の瞬間に
「そんなわけあるはずないって,自分が一番よくわかってるのに。」そうひたりと冷たく諦めるような。
そんな苦しさ。

終演後グローブ座出たら冷たい雨が落ちてるし。
最後の最後,家にたどり着くまで。舞台の空気を引きずったままの寒い夜でした。


次は2008年秋に,スズカツ×篠井さんで[サド公爵夫人]ですって!
観ないわけにはいかないじゃない…!

キャバレーじぇー5Daysの最終日,マチネで[キャバレー]観劇。

みんなで参加のライブの前後,お芝居なんかを抱き合わせ
するのが最近の定例。

何故だかえらく大変だったチケット争奪戦をどうにか制し,お久しぶりの青山劇場へ。

一幕のオープニングは上々。
セットのネオンの雰囲気も退廃的で◎。
MCサダヲのイカガワシイ前口上に,セクシーなダンサーたち。
出し惜しみなく披露されたbareムネに心の中で「ナイスおっぱい!」とthumb up。
きたきたきたーっとわくわくうきうき,だった…んだけど。

あれ?
正直,なんだか,すごく退屈,なんだけど…何でだ?

何が悪いって訳じゃないんだけど,つまんない。眠くなる。
シュルツ(小松さん)とシュナイダー(秋山菜津子)のシーンもダメなわけじゃない。
むしろ秋山さん,あんなに美人なのに極自然にあのキャラができるのって凄いことだと思うんだ。
でも,「耳で聞いてるから目,閉じてていい?」って。

全体的に単調ってのもあるし,平均的な演出の付け方に平均的にしか応えてない役者の良い子ぶりというか小ッささがダルいというか。
サダヲが全力でがんばっても,エルンストの村杉さんが窓ガラス割りながら登場・退場したりしても,その他の役者があんだけ優等生だと,ね。
森山未來くんも村杉さんとのシーンと,松雪とのシーンで全然感じが違ったし。

つか,やっぱ松雪は舞台には向かないと思うよ。
テレビで綺麗に撮ってもらってるのが一番だ。
細くて美人だけど,それだけ。
この作品はもうどうしようもなくライザ・ミネリのあの印象が強いから松雪もご愁傷様だと思うけど。
でも,けど,それにしても色気が足らない。迫ってくるものがない。

あの,椅子を使ったダンス。落胆した。本気で落胆した。
あんなになんでもなーくさりげなーく印象に残らないダンスで終わってしまうなんて…!
今回のこの作品,個人的にあのダンスを生で観れるってのが観劇動機のかなりの部分を占めてたから,何だかもう本気でガックリ。唖然としたもん,色気のなさに。
あーあ。あーあ。。。

似たようなことを,2年程前にも同じ青山劇場で思っていた自分がいました。そういえば。
もうこれは確定だと思うわ。
今後,松雪が出る舞台はちょっと考えることにする。

退屈で体感時間長すぎた第一幕に比べ,第二幕は驚くほど小気味よく。
やればできるじゃん,みたいな。
ま,ストーリー的にも急激に動くからなんだろうけど。
幕間に,木の枝(小さくはない)持った小松さんが客席通路うろうろしながら「早く席に着いてください?このチョコポッキーで突っつきますよ?」とか何とかぐだぐだ言いながらイイ感じの酔っ払いシュルツさん演ってたのはナイスでした。
似合いすぎだ。

差別主義的な物言いをするエルンストに対しての,未來くんの鮮やか過ぎる跳び蹴りも素晴らしかった。
サダヲ直伝,だよね?(笑)
さすがダンサー。空中姿勢美しい。打点高い。
あと,パンフ読んで気付いたんだけど「マネーソング」のドイツ娘までうっかり演ってたり。
未來くん!マジ気付かなかったんですけど!
ラインダンスにしらっと紛れてたサダヲちゃんも途中までわからなかったけどさ!
ドイツ娘だけはどんなに思い返してもわかんなくて聞きました,友達に。
アクロバティックなポールダンスしっかりキメた,おしりにドイツマルクくっつけてたあの娘でしたか。
脚も綺麗に細くて,全然違和感なかったよ…おしりもちっちゃかったし…。

未來くんってば。
やっぱ気になる役者。
この子,好きだー。
立ち姿がいい。
少しクセのある「ブサ可愛い」演技が良い。
がっつりな男芝居出てくれないかな。
ロマンスとか愛憎とかそーゆーのは相手役の女優に引っ張られちゃうから。
ガチ系な作品だったらいつでも行く準備はできてるんで。まじ頼みます。

サダヲちゃんがスバラシイのは予想通り,期待通り。
衣装もドラえもんヒゲ描いた白塗りメイクもかぁいいかった。
一幕,辛うじて寝ずに済んだのは偏にサダヲちゃんのおかげ。

でもって今回村杉さんがすごくすごく良かったと思うのだけど。
なんだろ,エルンストってそもそも薄っぺらい人物だから。
その,薄っぺら感というか薄っぺらいからこそ感じるあーコイツ信用できねえな的な胡散臭さとか,無駄な良い人感とか。
そーゆーのが巧く出てたように思う。
Tシャツにジーパン,首にタオル巻いたグループ魂のバイト君の印象しかなかったから,ぴしっと着たスーツ姿が案外きちんと見れるモノだったてのも嬉しい誤算だったし。

男役者はがんばってたと思います。
うん。
衣装も舞台装置も良かったし。
ただ,女で魅せる芝居の,女パートがそれ以外に比べると弱かったかなーと。
そんな感じ。

サロメ!劇団鹿殺しの[殺 ROCK ME! -サロメ-]。
鹿殺しは初見。

アブドーラ・ザ・マッチャーこと河原まちゃぴこが日替わりゲストで出るってんいうんで。
この,9/9の夜公演のみピンポイント狙いでチケット確保。
ちなみにこの日の昼ゲストは坂田聡さん。

正直,あのマッチャーだし,「自らアンコールを求めて行う黒ブリーフにサスペンダーの男優陣が歌い踊るレビューも話題に」(公式HPより)なっている鹿殺しだってんだから,どんなコトしでかしてくれるか,っつー爆弾狙いでしたが(苦笑)。

太陽の下のB-T兄さん祭りでめろめろになった翌日,朝10時から17時までみっちり研修でお勉強して。
同期たちと池袋の椿屋珈琲店で一息ついてから移動。

お久しぶりのスペースゼロ。

開演15分前に客席フロア入ったら,金髪ヅラにヒョウ柄フェイクファーの原人スタイル(露出度高め)の人たちが舞台の上から客席に降りてきて「いっさいがっさい イエスイエスイエス!」って妙な節をつけて言ってました。
よく聞くとそれぞれ「…階段,イエス」とか「傾斜イエス」とかぼそっと言ってんのね。
んー。
劇団員,若いなー(笑)。
よく見ると割とぱきっとした顔の,身体も細くて腹筋割れてるイイ感じの役者さん多い。
カラダきれーだな,ふつーに。
つか,ルックス的に結構上々な感じなのにソレなんだ?!て軽く意外だった。

やっぱ若いからなのかな?
丸尾丸さんオレノさんチョビさん&客演主要メンバー以外の役者の劇中の,説明台詞の届きが悪いよ。こっち入ってこないよ。
設定がクセあるから,そこ理解しないと置いてかれちゃう。
がんばってしゃべってるのもわかるけど,個人的にはもっとがんばってーって。

マッチャーは…芝居好きの大学時代からの友達に,
「鹿でぴこ(彼女はマッチャーのことをこう呼ぶ)でしょ?
 脱がないわけないじゃん!…脱いだらメールして(笑)」
言われてて,そりゃー脱ぐよなーそうだよなーと思ってもきもきしながら観てたんだけど。

むしろ着てなかったよね(爆)。

衣装が既に山高帽に微妙な色のボクサーパンツに靴下と靴だけだった。
で,手にはマイクと台本。声張る気もないんかい!

「こんにちは世界陸上と書いて織田裕二です」で入ってきたから,この人。
「織田裕二と書いて世界陸上でした」って退場したしね。
「昼に,坂田聡という男が頑張りすぎて滑ったと聞きました。
 極力力を抜いていこうと思います」
ゆったし。
ゆるいなー。
「語り合いたい。日本とお米人のこの先と,久しぶりの休日なのになぜこんな衣装を
 着させられるという仕打ちを受けなければならなかったのかを」とか。

その割には普通ににへーとボクサーパンツずり下げて見せてたけどね☆
割と長めに
舞台上の役者の微妙なあわわ感がたまらなく面白かった。

舞台上にいる時間は短め。ストーリーにも全然絡まない。
常に脱力,緊張感とかやる気とかゼロ。
でも,3回あったそれぞれの出に合わせて,キチンとパンツ穿き替える意味不明なプロ意識は流石と思いました。
2回目の出のときのパステルぽい色のパンツ微妙すぎたけど(笑)。

そんな[殺 ROCK ME!]。
イエスがロックスターだったり(「ジーザスクライスト・スーパースター」の連想ゲーム),サロメとその存在を忌みながらそれでも惹かれてしまうヨカマンのカタワレ感が,プラトンの「愛の起原」で表現されててヘドウィグぽい感じ?だったし。
2人して背中合わせになって「ドキがムネムネする!」ゆってたけど(笑)。

猫のホテルの中村まことさんのエロデ王,ダメな狂人さがすごくよかった。
悪魔の幻影を見て,錯乱状態陥って剣振り回して奥さん殺しちゃったりするんだけど,その悪魔のコロスたちの出で立ちが,例のアレでした。

黒ブリーフ,サスペンダーでサスペンドするとそんなふうになるんだ!と驚きと共に妙に納得。
それで中央線の各駅の名前叫びながら側転しないで!サスペンス過ぎるから!(笑)
悪魔バージョンだったから,黒ブリーフにサスペンダー。オシリには黒い悪魔のしっぽ。
頭にはデビルのツノ。
山羊系の邪悪な角じゃなくてJさんのGo with the DEVIL系。ちとカワイイ。
ちなみに裸足。
小さい歩幅でちまちまちまちまって動いたり。
レビューも見てみたいな,と思った。

最後のヨカマンの首を抱き締めるサロメのシーン。
赤い大きな布を,ヨカマンの首に巻きつけ,役者達が端々を持って客席へ降りてずっとずっと広げていって,ていう演出だったのだけど。
面白いな,と思ったけど,ワタシの席は前から5列目。
丁度赤い血の布の下に入っちゃう最後の列。
…これね,6列目以降の席で観た方がずっとずっときれいだったと思うの。
だって,見えたの,ヨカマンの首から下の座ってるカラダとその後ろのサロメの体下半分だったんだもん。
布の素材や織りで工夫したりしたらもっと良かったんじゃないかと。
ちと残念。

でも,概ね満足でした。
面白かった。
何だかんだいってサロメって題材自体が好きだし。
今度は路上とかチェックしてみようと思いまーす。
要は蓄積すること 忘れないよ も 覚えてろよ も
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