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CITY BOYS 2006
 ≪ご注意≫
 ◎ 「ゴールデンウィーク興行」デハナイ。
 ◎ テント興行。
 ◎ 都心カラ遠ク、駅カラ十五~二十分歩ク
 ◎ 桟敷席アリ
 ◎ 僧侶ノ説法、五分アリ
 ◎ 「スペシャルバージョン」ノ為チケット代ガ高イ
 ◎ 久々ニ、シティーボーイズ、中村有志、いとうせいこうノ五人ガ揃ウ

なんて注意書きがされたINFOページがちゃんと出来てる池上本門寺の公式サイト。
知らなかったけど、池上本門寺って由緒正しいお寺さんなのね…。
今年に限ってそんなトコで何故?(笑)

えっと。
西馬込駅から向かったんですが。
迷いました(爆)。
友達と2人、どっちも初めての土地なのに地図も何も持ってきてない時点で迷子決定なんですが。
迷って、ちょっとだけ住宅地ゾーンでうろうろして、どうにかお寺に続く
(と思われる)道を発見したんですがけど、思いっきり裏道で。
墓地の横とか妙に寂しげな辺りを通ってどうにか本門寺内の会場、テントに到着。やれやれ。
今日のお席は桟敷席。ステージ前の平たいエリアに3列白いお座布団置いてあって。
その3列目に体操座りで着席。すみません、正座の出来ない子で。

開演前の僧侶の説法、は本門寺がやってる「イキイキ推進委員会」の委員長で
本門寺のNo.2の方が挨拶に立たれて。
ちょっとだけ会場がありがたい空気に包まれる(苦笑)。
そんなありがたムードの中、始まったマンドラコラなんですが。

えー、作品の性質的にネタバレも何もあったもんじゃないんだけど、
でも、大阪公演を真ッ更な気持ちで楽しみたい人は、ここでストップで。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
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深夜の日本映画専門チャンネルで[鉄男]をうっかり見てしまって、
そのタイミングで彼らを思い出す。

ORGAN VITAL

オーガンヴィタールじゃなくて、オルガンヴィトー。
意味するところは「内臓」とかその辺りで、アングラ演劇(not芝居)の血脈を正統に受け継ぐ人たち。
人たちいうか、主宰の方がホンモノなんだろな、と。
[鉄男]作ったときに塚本監督と一緒に怪獣シアターやってたのが主宰のフジワラキョウさん。

成人する前のワタシには、(今思えば、だが)[鉄男]と似た匂いぷんぷんの
エロいんだかグロいんだかストーリーあるやらないやらな映画作品[オルガン]も、
アングラ過ぎてどうなのかしら?そもそも板の上に立ってる役者の質が気になるなり、な
舞台作品も、正直よくわからなくて。

ただ、状況劇場と唐組と唐十郎が本当に本当に大好きだったんだよ、ていう
連れてってくれた人の気持ちと当時の雰囲気、天井桟敷に状況劇場、劇団員同士が
抗争しちゃうよ?!な空気感に近いようなものは何となく感じることができたような気がして。
嫌いじゃなかったな、「経験」としては。

3年前の旧オルガンヴィトーの公演は観に行ってる気がする。
長谷川公彦が出る最後の作品になるってことだったから。
確かに腰の細い綺麗な雰囲気の男だったけど。
顔の整う方向がね、今井コトブキ方面だったってのが正直、
ワタシがのめり込まなかった最大の理由だったかもしんない。
(ちなみに長谷川公彦以外は女優も俳優も全滅。鑑賞に堪えうる人間はいなかった)
コトブキよりも頭小さくて形整ってて、顔に配置されるそれぞれのパーツも目立たないけど
キチンと整ってて、かつ絶妙な位置に配置されている、という感じ。
コトブキ方面弥勒系とでも言いましょうか。

新生オルガン~になるにあたって、長谷川公彦抜けたんじゃもう今後どうやっても
ワタシとは交わらない線になったんだな、と。

ただ、[鉄男]だったり、去年の[ヴィタール]だったりに、幽かに、ふわりと感じることがある。
抜け殻の腐敗臭を。朽ちていく軋みを。
[女中たち]見てきたー。

ロビーにお花がいっぱい。
篠井さん宛てには三輪様から美しいお花が来ていて、さすが。

この[女中たち]はあのジャン・ジュネの戯曲で、
フツーは美人な若いお姉様方が演るものなんだけど。
40代+50代の、しかも男性3人で演るてのが、もうその時点でクセモノな匂いぷんぷんで。
物凄い楽しみに待ちわびていたんだけども。

いやー。
最高。
女形バンザイ。
篠井さん美しすぎ。
ありえない。

冒頭、篠井さん@クレールと大谷さん@ソランジュが
「奥様と女中」ごっごをしているところから幕をあけるんだけど。
下着姿なのね、2人。
大谷さんはどうにもこうにも男役者なので、まあ置いといて(苦笑)、
篠井さんの下着姿のセクシーさったらもう。黒いレースの下着が最高に似合ってました。
色、白ッ。脚、細ッ。首も腰も細ッ。背中、エロッ。
ま…負けた(笑)。

篠井さん(クレール)は奥様のドレスを、大谷さん(ソランジュ)はメイド服を身に着けながら
クレールが奥様を、ソランジュがクレールを演じるごっこ遊びが進むんだけど。
そもそもジュネの作品の持つ元々の倒錯した感じに
おじさん3人という要素が加わって更に倒錯と狂気と喜哀が色濃くなって。
なんか、トランスだよなぁ、と。
trance、じゃなくてtransの方の、トランス(この差異は非常に大きい)。
トランスジェンダーだしトランスベスタイトだしトランスエイジでもある。
混ざっているけど融け合ってない。渦を巻いているけど混沌ではない。

舞台セットもお屋敷の中の1室、奥様の寝室なんだけど、
壁や柱をワイヤーで吊る構造の舞台装置にしておいて。
旦那様を冤罪で陥れたその嘘が暴かれてしまう、それが決定的となったその瞬間。
クレールとソランジュは壁を叩き、柱にすがりつきながら、
どうしよう、どうしようと慌て、混乱し、嘆き、互いを非難しあい、お互いを気遣い合い慈しみ合う。

揺れる壁、揺れる柱、揺れる奥様の寝室は即ち、揺れ、崩壊していく彼女達の世界。

こういう演劇的手法が、本当に大好きで。
G2さん流石。と思わずにはいられない。

おなかいっぱい。
甘美な2時間でした。

(ちなみにパンフの中の古田新太さん交えての対談最高。)
(深沢さんの「何周もしているのに、まだわかんないのかよ!」とか
篠井さんの「オマエら、好き勝手に生きてきただろう?」とか。的を射すぎてる。)
チケット争奪戦にどうにか引っ掛かった追加公演。
長塚圭史君(君付けすべきじゃないんだろうけど、この人の印象って、「長塚君」だ)率いる
阿佐ヶ谷スパイダース本公演、「桜飛沫」。

えーと、山内君がホモでした。びっくりした。

て、だけでは身も蓋もないんで。多少詳しく。
構成としては休憩を挟んでの「蟒蛇如」「桜飛沫」の二幕。
それぞれがある程度独立したストーリーになっていて、オムニバス?といった感じ。
一応両方のストーリーに共通して関わっている人物は
橋本じゅんじゅん演ずる<徳市>なのだけど、
どうも、主人公っていう言い方は当てはまらない。

この作品、主人公いないなーと。
どこか、引いた視点から物語を眺めるような、そんな感覚。
感情移入できないのではない。
でも、どうにも、中に入っていけない。
定点カメラから、事の成り行きを、ただ見つめていることしかできないような。
ある意味、残酷なくらいに冷たく乾き醒めている、そんな印象。
もしかしたらこの視線は、演出家長塚圭史の視線なのかもしれない。
と。
ふと思った。

えー。
それ以外には。
じゅんじゅんが一部例外を除いてかなり真面目なストレートプレイできて、
それが案外かっこよくてしみじみいい役者だなぁ、と思い知らされたことだったり。
『髑髏城の七人(アカドクロ)』にも出演しているはずの山本亨さん、
全く記憶に無くて、ゴメンナサイと思いつつも、すごーく渋カッコ良くてちょっと真田広之風味だわ、
うふふと思ったり。

あとは。
いつも割とカッコイイ役の多い川原正嗣さんが人間性最悪だけどおバカなキャラ演ってて
珍しいなーと思ったり。
村人役の長塚君のひょろひょろに細い足の、膝小僧好きだなーとフェチに走ったり。
中山祐一朗、悪党な役だってチラシのあらすじで読んでて、この人の怖さが1番性質悪い、
しかも今回山内圭哉くんと前田悟さんとつるむんでしょ?絶ーーーっ対エグい!怖いよーと
軽く怯えて覚悟もしてたんだけど、案外コミカルな見せ方をしていて安心したり。
うっかり幼少時のトラウマティックな体験でがっつりホモに走ってる山内君が前田君と
付き合ってて、しかも判りづらいながらも結構ラブラブで愉快だったり。
中山君に「おまえそれでいいのかよ?!」とつっこまれ、
「自分、そういうの別にどっちでもいいんで」
とかぼそっと言っちゃう前田さんが愉快だったり(2回目)。
猫背椿さん、ライフカードCMののノリノリハイテンションの
「常務の娘」だって気付いて大納得だったり。

村の女に「子ども作っちゃダメでしょ!体弱いんだから!」と叱りつけるじゅんじゅんが
エスカレートしてって「だからね、わかるでしょ、夫婦なんだから!こう、してて、あーそろそろ
ヤバイなーシゲオもうそろそろ限界かなー、と思ったらドーンと突き放せ!突き飛ばせ!!」と
身振り手振りつきで激しくワキワキしてるのは最高に面白かった。
大好き、じゅんじゅん。

最後のシーンの、桜が、そこにいる全ての人を消し去って、全てを塗り潰してしまうようで、
印象的だったなーと。
すっごい量の花びらだったの。
生きていることが、ひどくちっぽけに感じられるくらいに。


キッチュさんのこの顔、反則だと思う。
笑ってないよー目が笑ってないよー!
嘲ってはいるけどね、確かに。
ニヤリな口元も完ぺきな角度。お見事です。

[BIGGEST BIZ ~最後の決戦!ハドソン川を越えろ~]
シリーズ初回の[BIG BIZ]から見続けて、足掛け6年。はやいものです。

複雑に入り組んだ、伏線張り巡らされまくりの後藤"大王"ひろひと脚本がダイスキなので。
その緻密さは、シリアスに限らずコメディ作品でもきっちり披露されていて。
さすが、と感嘆するしかない。

そんな後藤脚本に、キャストが松尾貴史、粟根まこと、三上市朗、後藤ひろひと本人etc...とくれば
面白くないはずはなくて。
最高に楽しませて貰いました。はい。アリガトウゴザイマシタ。

篠原ともえ、細いねー。白いねー。可愛いねー。
この子のキュートさは舞台で映えるね。かわいいったらありゃしない。
何よりもすごく良い表情をする。
予想していたよりもかなり良くて、嬉しい誤算。

シチュエーション限定セクシーダイナマイトな松永玲子さんさんも、
今まで以上にかっ飛ばしてて最高です。胸の谷間&喘ぎ声サイコー(笑)。
ハッカー役なんだけど、普段はダボついた服でサルみたいな姿勢で、声も低ーいんだけど。
ハッキングする時だけ、「入っちゃう」て設定。
映画「キャバレー」ですか?的な衣装&メイクでハッキングしながら喘ぎまくりという…(苦笑)。
(初演時に両親が舞台観に来て、お父さんがあは~んな松永さん見て泣いた、とか)
(女優の鑑ですね)

そんな松永さんに加え、今作品ではも1人ハッキングしちゃうキャラが。
前作では敵対関係にあった企業側の1人として登場した三上さんが、仲間として登場。
前作でキッチュさんにやらかされて向こうの組織にいられなくなって、こっち側に付いた形。
以前から三上さん、実はダイスキだったんだけど。
今回ほどこの人の萌えさせられることはなかったわ…。人生何が起こるかわかんねー。

明るいブラウンにしたカールな髪を前髪多めに作って全体は短くミニマムにまとめるスタイル。
クラッシュレザーの雰囲気のあるジャケットに黒の気持ちブーツカットパンツ。
足元はウエスタン風のショートブーツできりっと引き締めて。
仕上げにレンズ大ぶりのカラーグラスかけて。
…なんか、ゴスペラーズ(→)に紛れ込んでても
違和感ない感じ?!
エエ声だしね。
いつもの三上さんのイメージと全然違って、ビックリ。

そんなおにーさんがシナトラ大好き神崎@大王と
シナトラv.s.トム・ジョーンズで大人気なく言い争ったり
歌い競ったり踊ったりする姿がキュートで。
むしろ篠原よりも可愛かった…(苦笑)。

挙句ハッキングして「入っちゃう」時は萌え系ヲタになるっちゅーね。
そんな三上さんに萌え~だわ(笑)。
「ザク、オレンジに塗っちゃった☆ボク専用ザク♪」
とか
「萌え~萌え~」
とか(ちなみに「実印偽造しながら萌えてるよこの人」と後藤さんに突っ込まれる)
「お帰りなさいませ、ご主人さまっ
とか小首傾げてやられてみ?BGMトム・ジョーンズで。

どう反応していいか完全にわからなくなる。自分のリアクション見失うもん。
で、しょうがないからそんな三上さんに萌えてみた(笑)。
(しかしニヤリなキッチュさんの隣の三上さんめっちゃ良い笑顔で写ってるな)

初回作からひどい目に遭い続ける役どころの粟根さんも相変わらずヒドイ目に遭ってて。
完全にき○○○キャラですね…。
しかし黒のコマンド服で身を固めてショットガン突きつけて脅す姿の様になりようはホントすごい。
殺し屋の目になってるし。
この人の温度の低い声は本当に本当にセクシーで、ぞくぞくくる。
声だけで勝ちだもん。狡いったらない。

シリーズ最終作、なので一応完結編ということになるんだけど。
エンドレス・エンド(ネバーラスティング・エンド?)、な感じで幕が引かれて。
こんなに魅力的なキャラクターと世界なのに、もうこの次はないってのがすごく勿体無い。
惜しいな。

来年辺り再演してくれないかな。
この作品の三上さん(萌え系)だったらも1回足を運ぶ価値ある(笑)。
がんばって手に入れたチケット握り締めて会場入っていったら、指定のお席は実質最前列、な罠。
やられましたな。

[エビ大王]千秋楽。
キャストのメンツだけでも期待感十分で。
ヒロイン役をオーディションで決める、という不安材料も
「じゅんじゅん(橋本じゅん)もまちゃ(川原雅彦)もいるし、筧さんも締めるから大丈夫でしょ」と。
(後にこの読みは鮮やかに覆されることとなる)

筧さんを舞台の上で見るのは久しぶり。
この人の雰囲気というか、迫力というか、軸の太さはすごい。
有無を言わせない。
腹に気と息をためての朗々と語る長台詞はこの人にしか表現できない威圧感をはらむ。
この人が吐き出す生きることへの悲嘆は這いずり、もがき、うめき、喉を裂く血の痛みだ。
(後宮の女との大王ダンスの出来はこの際置いとく)

阿佐ヶ谷スパイダースの伊達君も、派手さはないけどでもキッチリ押さえておかないと
芝居自体が締まらなくなる役を確実に演じ。
個人的に、この人は、この先、なんかとんでもないアタリ役に出会いそうで、大化けしそうで、
すっごく気になる。
単純にちと顔の造作が好みだってこともあるが。
この人の未来と可能性に期待。

佐田真由美の存在感にびっくり。舞台栄えするのねー、この人。こんなに。
ルックスも問題なく。身のこなしも安定してて。
予想以上に良かった。

アツヒロくんも安心して見ていられる役者にちゃんとなりました。うれしい。
新感線に最初出演してた頃の危なっかしさは完全に消え去りましたね。

えー。
じゅんじゅんとまちゃ。
アナタ達、とりあえずそこに正座!(笑)
芝居をぐだぐだにしてたのは紛れもなく、誰よりも、この2人でした。
死の国からの使者の兄弟(兄「日直」:まちゃ、弟「月直」:じゅんじゅん)なんだけど。
好き勝手やりすぎ。
ボケすぎ。
楽しみすぎ。
他の出演者笑って芝居できなくなってるやんか!(笑)
まちゃは「歌は世につれ世は歌につれ」とか言って吊ってもらってフライングしてるし。
じゅんじゅんは宝塚?な羽根背負って「川の流れのように」歌うし。
彼らのボケの毒牙にかかり筧さんも沈没、ヒロイン役のサエコもすっげーがんばって
立て直し狙ってたけどでもかなわず陥落。
途中、この芝居ちゃんとまとまりつくとこまで戻っていけるんだろうかと本気で心配になった。
もうね、そんなこの二人が好き。ダイスキ。

千秋楽ってことでteamARAGOTOのみなさんからのプレゼント。
会場の皆様に500個だけ、サイン入りかっぱえびせんを。
最前列下手側に座ってたのでエビ大王を延々背負うキャラ役の康ヨシノリさんから手渡しで貰い。
サイン誰のかな?て確認したらまちゃ好きの友人のは「LOVE ROCK」書いてあるまちゃサイン。
もう10年近く前からじゅんじゅんお気に入りな私のところには崩して橋本、書かれたじゅんじゅんの。
完璧だ…(笑)。

最初から最後までみっちりばっちりtoo muchな感じの、楽しい2時間30分でした。大満足。
次のteamARAGOTO公演を楽しみにしたいと思う。
死ぬ思いして手に入れたチケット握り締め行ってきましたよ。
ウーマンリブVol.9 [七人の恋人]。

もちろん田辺誠一目当て(断言)。

出演者は勿論他にも作・演出兼ねてるクドカンや、阿部サダヲちゃんや、
ナイロン100℃の三宅弘城さんや、尾美としのりさんとか(辛うじて名前聞いたことは…)
小路勇介くんとか星野源くんとか(ゴメンこの辺知らないや)いるんだけど。
やっぱクドカンもサダヲちゃんも田辺さんの前では霞みますよ。
そもそもワタシ元々田辺さん好きですから!

田辺さんを漸くウーマンリブで見れる!とうきうきしてたワタシへの先制攻撃。
明転してイキナリ、ステージ上で白い学ラン着た田辺さんと普通の学ランの尾美さんが
教室シチュエーションでちゅーしようとしてて仰け反った。
しかも何気にリードしてるの田辺さんだし。
転校生の尾美くんに、田辺くん(元転校生。尾美くんの10日前に転校して来てた)が
音楽のユウコ先生にどのように近づいて、告白して、その上ちゅーをするかのレクチャー。
微妙に変態な田辺くん最高です。
包装紙ごとむしゃっとカッコ良くメントス食うのとかもうたまらん(笑)。

あとはマタさん@サダヲちゃんがキモ可愛い「マタニティ堀内」コント(…コント?)とか。
動きがー動きがキモいですー!
何気に「いえ、僕ホモですから」さらっと言う産婦人科医@田辺さんの、
言い放った直後のすっきりと爽やかな表情に惚れました。

個人的にお気に入りは「ほとんど×三宅マン」。
変装してエロ本買おうと試みる(もちろん本屋の親父にバレる)田辺くんラブ。
ヒーロー特撮モノぽいほとんど×三宅マンの主題歌(映像つき)が面白すぎる。
ついでの「ほとんど田辺くん」もダイスキ。
だってあいつも恋愛体質~♪ですよ。恋愛体質て。

巨乳子ちゃん@クドカンのスカートから覗く脚がフツーにキレイだったり、
サダヲちゃん演じるゴスロリっ子が案外ハマってたりと笑いっぱなしの2時間。

いやもうホントありがとうございました。深々頭下げますよ。

あー。
最後に、カーテンコール?の時。
それぞれ役名と名前ナレーション(声は薬師丸ひろ子)で入って、
「ありがとうございました」云って学ランの第二ボタンをステージにす、と置くんだけど。
サダヲちゃんの身のこなしがえらく優雅で愉快でした。
最後に紹介された田辺くんは持ってたカレーうどんの丼と箸をステージに置いて
「ゴチソウサマデシタ」言いました。
田辺く…てか田辺さん…っ!(笑)

かっぱハゲづらかぶったり、マタさんに股座押し付けられたり、
尾美くんの唇奪奪えなくてだから尾美くんの唇を死守する方向に軌道修正してみたりと
うきうきでアホ及び変態ネタをこなす田辺さんが最高にオトコマエ且つキュートでした。

そーゆー意味でごちそうさま。ええモン見た。
長塚圭史が観たくなったので。

演出作品はぽろぽろ観てたりしたけど、役者メインの長塚圭史を観るのは久しぶり。
6~7年ぶり、かな。
まだ堺雅人が早稲田の劇研アトリエで東京オレンジの公演打ってた頃。
オレンジ好きの友人達と4人くらいで、オレンジの役者が客演してた 阿佐ヶ谷スパイダースの作品を観に行った。その時ぶり。

長塚さんと、スパイダースの伊達暁さん、奥菜恵。
3人だけで2時間出ずっぱり、しかも死角と逃げ場なしの360度客が入ってる円形劇場。
防空壕に閉じ込められた3人を描く、芝居をやる。鈴木勝秀演出で。

スズカツ演出の妙を見た気が。

舞台は終戦直後の混乱期。
収賄事件で政府に追われる闇ブローカー(伊達)とその愛人(奥菜)と、 兵役中に防空壕を掘らされたんだと語る生きることに絶望した男(長塚)の3人の言葉は、 相手に向かっての会話のはずなのにまるで独白のように、自問自答のように聞こえて。
コミュニケーションとして絡み合っているようで透過していて、交じり合うように見えてどこか遠い。
もちろん、劇中で彼らが使う昭和20年代の日本語は今から比べると 随分「言葉」として距離を感じさせる。

5分10分、1人ただひたすら喋り続けることがあったかと思えば、 平気で20分くらい喋らず「何もしないで」(=何もしない演技をして)いなければならない。

最低限の明るさ、最低限の音響、最低限の小道具。
相当のものを役者に要求し、同時に観る側にも何か覚悟めいたものを要求する舞台。

すっごいソリッドゆーか、タイトな印象。今いるこの空間だけ、空気の密度が違うような。
舞台をぐるりと囲む観客は防空壕の中、胎内を息を潜めて見守るコロス的存在にも感じられる。

面白かった。平たい言葉で表現すれば。

どこにも、もう出られない「中」で生の素晴らしさと愛しさを謳う長塚、 元の生活に戻ったら今度はもっと真っ当な生活をするんだと心に誓う奥菜と、 虚ろに、それまでの価値観の全てだった多額の札束を繰り返し繰り返し数える伊達。

出られないまま、その先も見えないまま、見せてくれないまま。
寄り添う3人だけを照らすギリギリまで抑えられたピンスポットが、 最後の蝋燭の火が絶える様にふっと消えて終劇。

ひと呼吸ふた呼吸、闇の中に取り残される。


劇場を出ると空は曇天で、薄ら寒くて、彩度の無い現実が広がってて。
太陽が見たかったな、と日の光を浴びて、暖かさを感じて、現実の世界に戻りたかったなー、と。
かなり強烈に思ったくらいには舞台の世界に引き込まれていて。
渋谷の駅の方に向かう足元の、不確かなことったらなかった。
今度は程よく全体を眺められる位置で。

微視的私的視点(音が口に楽しい)。

粟根まことと川原さんがイイ声すぎる。
冒頭、悪い事を話すこの二人のマイクを通した声は犯罪だと思う。斬られても良い。むしろ斬られたい。

本職は殺陣担当のアクションクラブ所属川原さん。
持ち前のイイ声を武器に芝居の方にも出張ってきてて。
腰にクる甘さを滲ます声とダイナミックな殺陣。憎い舞台人だ。
けど。
殺陣での動きは相方(というのも変な表現だが)前田さんの方がスキ
川原さんの動きが力で魅せるダイナミックなものだとしたら、
前田さんの動きはしなやかで俊敏。
大上段から振った太刀を止めて次の体勢に移る時、川原さんはガッと止めてシュッ、と動くけど
前田さんはふわりと止めてク、と引いて、ひゅ、と動く。
同じ剣舞を踊る人でも、川原さんは武人で前田さんは舞人、といったところかな。

古田さんの今回のヅラもやっぱりやや失敗だと思う。頭デカイからしょうがないのか?(苦)

堤さん、踵から膝裏にかけての筋のラインは絶品です。ゴチソウサマ☆
ケツは及第点。悪くはない…むしろいい尻ですが。
ワタシの舞台で見たキング・オブ・生尻はもうずっと藤原竜也@[身毒丸]なので。
あの子のケツというか全裸(後姿)には勝てんよ…。
つか、よく見ると太ももかなりの上の位置にハーフパンツ焼けが。
堤さん…(苦笑)。
捲り上げ忘れましたね?

高田聖子さんの背中のシーンは間近で見るより引いて見た方がイイです。
緋の寝具、朱塗りの柱に切り取られた空間にぼうっと浮かぶ白い背中。
その蠢く様は幻想的というしか。
つか、あの背中を見てやっぱ高田さんってすごい女優だな、と。女優魂を見ました。

河野まさとの腹黒くない役って初めて見た気が…(苦笑)。

吉原の「地獄」のシーン。
よし子さんの役の名は「あざみ乃」。
幻斎くん、アドリブで呼んでる。21日に見たときは「毒あざみ」。今日は「どくだみ」。
他の日は何て言ってるのかな?

なにげにこの芝居の一番おいしいキャラは梶原善さんだと思う。水野十左衛門好きすぎ。

「ようやく人間らしい顔になってきた」ゆー古田さんと、
鬼スイッチ入ってる堤さんのシーンが一番好きかも。

というか。やっぱ、あれだよな。
御仏のみぞ知るーっ 南ぁ無ーーっ!!
らぶ。
今日はいのうえ歌舞伎「吉原御免状」の日。

座席に座ってみたら最前列のど真ん中だった罠。
素敵なお席をありがとう。。。
めっちゃ近かったー。

松雪v.s.京野の花魁対決。
好みが分かれると思うが。
肌質は松雪のほうが綺麗だったけど、目周りにすさまじく疲れが出てた。
京野ことみはちょっと肌荒れ酷かったぞ。白く厚塗りするからいたしかたなしか?

個人的には松雪もったいないなーと。
ルックスとイメージは最高に今回の作品向きなのに。
色気が足らん(もしくは色ぽく見せる練習が足らん)。舞台向きではないのかな。この人。
もっともっと艶やかで婀娜っぽくてエロくあってほしかった。
京野ことみ、表情スッと消えた瞬間の美しさはちょっとすごい。
襦袢脱いで堤真一に圧し掛かったときにチラリと見えたチチはええチチでしたよっハート
ワタシとしては京野ことみのほうが勝ち、かな。

あ、ふんどしいっちょの堤真一の生ケツはまぁまぁでした(笑)。

ラスト近くの1シーン。
花魁たちと、手にした山桜の枝と、径路に転がるしゃれこうべ。
倒錯的で好きだなぁ。
あとは。
冒頭近く、吉原の町を描いたシーンの構図の凄さもさすがだった。
堤真一じゃなくても息を飲む。

ステージ近くの席は、それこそ役者の吐く息すらも感じられて良いのだけど。
殺陣の激しい舞台だと、効果音で重ねるちゃりーん、とか、かきーんとかの音よりも
リアルにぱすっという軽い音が聞こえてしまってちょいと萎えるのが難点で。
ベリッというマジックテープの音とかも(苦笑)。
程よく離れた位置(7~14列くらい)が一番いいかなーと思うんだけど。

さてさて。おひょいさんは千秋楽まで無事に幻斎やってけるのかしら。
ちょっと手がぷるぷるしてたりしたけど大丈夫なのー(汗)。
要は蓄積すること 忘れないよ も 覚えてろよ も
御見知り置きを
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気まま
方向性:
ぷらぷらと
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